【ビジ法】
2019 「今年のうちに2級まで合格しましょう!」


TACビジネス実務法務検定試験®講座
専任講師 田畑 博史


 皆さん、こんにちは。7/19に第45回試験の結果が発表されました。合格率は、3級で80.2%2級で54.3%といずれも高い結果となりました。もちろん、しっかりと準備した上で受験された受験生の皆様の結果ともいえますが、問題の難易度自体も易しかったため、予想通り、合格率は上昇しました。そこで、この結果を踏まえて、今後の学習指針をお話しします。

1.重複箇所は一括で
 ビジ法試験は、午前中に3級午後から2級の試験が実施されますので、一日でダブル受験が可能です。そこで、どうせ勉強するなら短期集中型で済ませたいという方であれば、ダブル受験がおススメです。そういう私自身、もうかなり前にはなりますが、ダブル受験で合格した経験者です。まず、勉強内容ですが、2級の範囲を勉強すれば、それで概ね3級の範囲もカバーできることになります。また、詳しくは、このブログの第2回と第3回を見ていただければ良いですが、出題割合に違いはあるものの、3級でも2級でも、民法、商法、会社法からの出題が多いことに変わりはありませんから、民法、商法、会社法の3つの法律をしっかりとマスターすれば、3級はもちろん、2級の合格も見えてきます。このように勉強内容に重複している部分があるため、同時に勉強して、二度手間を避けることできるということが、最大のメリットと言えます。
 ただし、近年のビジ法2級では、従来3級で出題されていた内容、逆に言えば、2級対策としては、あまり目を通さない内容の問題を数問出題する傾向が顕著に見られます。よって、3級を飛ばして、2級だけ受験するというやり方よりは、3級、2級を併願する方が漏れなく学習できるだろうと思います。

2.現行民法はラストチャンス
 自分がダブル受験をしておいてなんですが、受験生の方から、併願するか、段階を踏んで受験するか、どちらにしようか迷っているとアドバイスを求められた場合、私は、大抵まずは3級に合格し、その上で次の機会に2級を目指すよう薦めます。なぜなら、2級の範囲で3級の範囲もカバーできるとはいうものの、ビジ法試験は、3級が基礎2級が応用という位置づけです。よって、基礎固めをした上で応用を学んだ方が、結果的に知識がしっかりと身につくからです。また、ビジ法試験は、お仕事をされながら勉強される方がほとんどですから、勉強時間をそう多くとれるわけではありません。よって、学習プランとして、段階を踏む方が無理なくスケジュールを組むことできます。しかし、今回に限っては事情が異なります。というのも、第45回試験の内容を見る限り、本年度中は現行民法を中心に出題されると予想していますが、来年度以降は、改正民法が施行されることもあり、出題が改正民法に移行し、どのような形で出題されるのかは流動的です。よって、従来からの出題傾向がそのまま踏襲される本年度中に2級まで合格しておくことを、今回は強くおススメしたいところです。

3.勉強開始時期
 3級、2級のダブル合格を目指す場合、初学者であれば、およそ4ヶ月程度の勉強を要します。そこで、遅くとも、8月には勉強をスタートして欲しいところです。しかも、冒頭でも言った通り、第45回試験結果が高い合格率となったため、次回の試験は、多少問題を難くし、バランスをとることが予想されます。よって、早ければ早いほど、余裕を持った勉強スケジュールを組むことができます。私が担当している八重洲校の講義は、先週から2級対策がスタートし、やる気のある方々が既に勉強を始めています。また、例年、途中からでも講義に参加される方がいらっしゃいますし、今後も新宿校やWEB、DVDを利用する等の方法でまだまだ間に合います。少しでも早くスタートしてください。

4.ダブル受験を特におススメしたい方
 目安として、以下のいずれかに該当する方は、是非ダブル受験してください。
①勉強時間が充分に確保できること:短期集中型で勉強することになるため、当然、その期間内における勉強時間は多くなります。全く一から勉強される方であれば、週に15時間程度の勉強時間が確保できることが必要であると考えます。
②民法、商法、会社法の基礎知識があること:先ほどもお話しした通り、この分野からの出題が圧倒的に多いため、基礎知識があれば、かなり楽です。
③3~4ヶ月程度であれば、勉強が最優先になっても苦にならないこと:皆さんはそれぞれ、人付合いやご自分の趣味等、プライベートの充実した時間を持たれていることと思います。しかし、その時間を勉強に充てることもやぶさかでないという方であれば、短期集中で乗り切れるかと思います。

 次回のブログで一旦お休みになります。そこで次回は、改正民法について、今後狙われそうな内容を見ていきます。