【ビジ法】
2019「傾向で見る本試験予想」


TACビジネス実務法務検定試験®講座
専任講師 田畑 博史


 皆さん、こんにちは。いよいよ、第46回のビジ法試験まであと10日余りとなりました。本番に向けての最終チェックは万全でしょうか?今回のブログでは、今更、踏み込んだ細かい内容をあれこれ言っても仕方ないので、当日の出題を色々予想して、その対応策をお話ししたいと思います。

1.難易度予想
 前回、6月に実施された45回試験が3級、2級ともに簡単な問題であったため、合格率は一気に上昇しました。3級が80.2%、2級でも54.3%ですから、適正な合格率の数値からすると高すぎる合格率といえます。したがって、今回の試験は、少なくとも、6月よりは難しい問題が出題されると予想します。とはいえ、また合格率が急激に下がることも避けたいでしょうから、前回をベースに若干難しい問題を数問織り込む問題となるのではないでしょうか。とすれば、おそれることはありません。満点は取る必要ない試験なのですから、正解の出せる問題を確実に正解すれば良いだけです。

2.改正民法からの出題
 昨年の試験以降、改正民法からも出題されていますが、未だ実務は現行民法で動いていること、公式テキストの記述が現行民法中心であること等を踏まえると、過去3回同様、2級では、大きく変更される部分をまとめた総合問題が一問出題され、残りの問題は改正による影響のさほどない部分から出題されるでしょう。また、3級では、同様に、変更部分を正誤問題で一問出題され、場合によっては、空欄補充の文中に改正に絡む記述があり、それを踏まえた用語の穴埋めが出題される程度と考えます。そこで、大きく変更される部分として出題しやすいのが、債務不履行責任、瑕疵担保責任の絡む分野です。また、空欄補充で出題されやすいのが、用語の変わった部分、時効の完成猶予や更新、錯誤取消し等でしょう。

3.出題形式
 2級の問題は、すべて5択問題で出題されるとはいえ、その形式は、正誤を一つ選ぶものから、正解の組合せを選ぶもの、個数を答えさせるものと多種多様です。近年は、正解の組合せを選ばせる問題が増えてきているので、この形式が多数を占めるでしょう。そして、この組合せ問題の形式は、時間さえ許せば、最も正解を出しやすい出題形式といえるため、ここで何点稼げるかが勝負になります。他方、個数問題や近年流行りのア〇イ〇ウ××オ〇といった選択肢を並べる形式の出題は、正解を出すのが難しいため、余程得意分野からの出題でない限り、後回しにして解くのが良いでしょう。
 3級の問題は、正誤問題(30点)、空欄補充問題(40点)、4択問題(30点)で出題されることが固定です。この中で、空欄補充問題が配点も大きい上、最も点数が取りやすい形式なのではないかと考えます。よって、最後の最後まで諦めずに、一つでも多くの語句を入れられるよう文章を読み込んでください。どうしてもわからない場合は、選択肢の語群を見れば、この語句しか入りようがないことに気づくことがあります。

4.3級の頻出分野が2級でも出題される
 近時、顕著にみられる特徴の一つが、3級で主に出題されている分野が2級でも出題される傾向にあることです。前回は、2級で民法の制限行為能力制度が出題されていました。ビジ法試験の趣旨として、3級で基礎を学び、2級で応用を学ぶということがあるからでしょうが、2級受験生には、3級の知識は当然持っていて欲しいという意図なのだと思います。今後もこの傾向は続くと考えます。少なくとも、2級を受験される方々には、賃貸借契約や不動産の二重譲渡は見直しておいて欲しいです。

 次回はいよいよ本試験前最後のブログになりますので、本番当日の迎え方についてお話したいと思います。

 

☜前回「ビジ法2級の直前チェックポイント」はこちら               次回「試験当日にやるべきこと」はこちら☞

 

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