【ビジ法】
2019「第46回試験 雑感」


TACビジネス実務法務検定試験®講座
専任講師 田畑 博史


 皆様、こんにちは。そして、第46回試験を受験された皆様、お疲れさまでした。もうすでに、自己採点等で結果の目星はついているのではないでしょうか。70点を超えていたという方々は、合格発表を楽しみに待ちましょう。TACでは、3級、2級の解答速報も掲載していますので、参考にしてください。 具体的な内容に踏み込んだ総括は、次回のブログから行うとして、今回のブログは、第46回の3級、2級の問題を解いた上でのざっくりとした感想を、実際に解答速報を作成した直後に書いていきます。

1.解いてみた感想
 まず、第一印象としては、前回に比べると、やや難しかったものの、正解を出すのはそれほど苦労しなかったかなと感じました。改正民法からの出題も、3級の正誤問題で一問(1点分)、2級では丸々一問(2点分)あっただけにとどまり、昨年からと同様でした。 前回はかなり簡単な問題であり、合格率も極めて高かったことからすれば、多少難易度は上がった感はありますが、あくまで前回と比較すればの話であって、ビジ法試験全体から見ると、簡単な問題の部類に入ると思います。とはいえ、問題が簡単であっても、合格点は変わりませんから、問題が簡単であったことについて、受験生に何らデメリットはありません。

2.合格率の予想から見る今後の展開
 3級に関しては、前回よりはやや下がり、80%弱程度になると予想します。もっとも、3級は、一問一点の問題が多いため、今後も難易度、合格率はさほど変動しないと考えます。
 2級に関しても、前回よりもやや下がった50%弱程度ではないかと予想します。おそらく、2級の適正な合格率は35%前後であると考えられるので、今後は難化することはあっても、易化することはないであろうと考えます。

3.今後の対策
 今回の試験を受験された皆様、特に2級を受験された皆様の中には、手応え以上に点数は取れていたという方も結構多いのではないでしょうか。その理由は、おそらく、すべての選択肢は判断出来なかったけれども、確実に判断できるものを除外していくうちに、自ずと正解にたどり着くことが出来ていたことにあると思います。今回の問題では、一つ一つの選択肢を精査すると、難易度の高いものや同じ知識であっても、見慣れない問い方をしているものもあったのですが、そこは判断出来なくても正解は出せるという問題も多かったのです。このブログでも言ってきたことですが、合理的な2級対策としては、隅から隅まで網羅した知識を習得するよりも、いかに確実に判断すべきところを確実に判断できるかどうかです。今回も今後も、このスタンスが最も重要ポイントであると考えます。そして、このことは、3級の4択問題にもあてはまります。
よって、これからビジ法試験を目指そうと考えている皆様や今回、見事3級に合格され、続いて2級を目指そうと考えている皆様は、過去問で何度も問われる知識を確実に判断できる状態にした上で本番に臨むことを最優先課題として考えてください。
出題分野としては、3級、2級ともに、民法からの出題ウエイトが増しています(3級で52点分、2級で25点分)。よって、民法の出来不出来が合否に直結することになります。ここ数回の顕著な傾向として、主に2級で出題されたテーマが3級で出題されたり、逆に3級で出題されたテーマが2級で出題されるということがあります。3級、2級を同時に受験する受験生や短い期間内で3級から2級にステップアップする受験生に有利な出題傾向を見せていると言えるでしょう。

 

☜前回「試験当日にやるべきこと」はこちら                  次回「第46回試験・3級総括」はこちら☞

 

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