【ビジ法】
2021「ビジ法2級ファイナルチェック」


TACビジネス実務法務検定試験®講座 
専任講師 田畑 博史 


 皆さん、こんにちは。いよいよ本番まで数週間となりました。6/1より受験申込も始まっています。受験される方は忘れないようしてください。今回は、2級対策として、直前期に是非とも見直して欲しいポイントをお話しします。

1.民法グループ
 3級ほどのウエイトはないものの、やはり2級でも重要分野です。損害賠償、債権者代位権、詐害行為取消権、債権譲渡、相殺、保証、担保(非典型担保も含む)からは必ずと言っても良いほど出題されます。必ず見直しておいてください。損害賠償では、民法だけでなく、製造物責任法や自賠法等と絡める問題もあります。保証については、商行為を絡めて連帯保証が問われることも多いです。あと、主に3級で勉強する知識の応用ではありますが、制限行為能力、意思表示、不動産の二重譲渡、賃貸借契約における基本理解を問う問題も出題されます。特に最近では、主に3級で出題していたことを2級でも出題する傾向が顕著に見受けられます。また、昨年度から、改正で大きく変わったところも多く出題されています。

2.商法グループ
 2級での勝負の分かれ目は、このグループ、中でも会社法の出来不出来であると考えます。特に、株式会社の機関については、必ず出題されます。株主総会決議や取締役の責任、監査役の権限等も見直しておいてください。役員等に科せられる刑事罰についても確認しておいた方が良いでしょう。他には、事業譲渡や会社分割のような企業再編資金調達が危ないです。また、商法からは、通常であれば、6月は代理商が出題される順番ですが、昨年6月の試験が中止になった影響やIBT試験となったことで、代理商と仲立を併せた問題が出題される可能性もあります。

3.知的財産グループ
 重要度が高いのは、不正競争防止法、特許法、著作権法です。他では、商標法からの出題に注意したいところですが、意匠法が改正されたこともあり、その改正部分は押さえておくべきでしょう。

4.消費者保護グループ
 消費者契約法、特定商取引法、独占禁止法、個人情報保護法から1問ずつ出題されると考えて良いです。独占禁止法では、不公正な取引方法の諸類型を具体例を通じて見直しておいてください。また、近年は、一つの法領域にとらわれず、横断的な知識を問う出題も増えています。

5.労働法グループ
 労働組合と労災のいずれかが交互に出題される傾向にありましたが、ここも昨年6月の試験が中止になった影響やIBT試験となったことで、両方を併せた問題が出題される可能性があります。労働組合は不当労働行為に該当する場合の具体例、労災はどのような場合にに対象になるのかの具体例を確認してください。

6.民事訴訟グループ
 民事訴訟における管轄の問題や第1回期日に当事者が欠席した場合の処理、証明責任の分配が頻出です。特に証明責任の分配については、理屈で理解しようとしても難しいので、不法行為の損害賠償請求、金銭消費貸借契約における貸金返還請求を例にまとめておくと良いでしょう。また、民事訴訟以外の紛争解決手続についても、どんな場合にどんな手続を用いることが出来るのかを整理しておいて欲しいです。
 倒産法の分野からは、破産法、民事再生法、会社更生法、それぞれから1問出題される可能性がありますから、これらの異同を意識して整理しておくと、問題を解く際のポイントを掴むことができます。

7.国際関連グループ
 よく出題される部分は、国際裁判管轄、準拠法、外国判決に基づく日本における強制執行です。国際裁判管轄や準拠法はどのように定められるのかを見直してください。外国判決につき、日本で執行判決を得るための要件も重要です。

 以上、2級は出題範囲が広いため、すべての分野を完璧に押さえることが難しいです。とはいえ、合格のために重要なことは、正解が出せるかどうかですから、今回挙げた分野については、念入りに過去問を解き、少なくとも、確実に判断できる知識を増やしておけば、本番で正解できる確率がかなりアップします。


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