【ビジ法】
2021「第49回試験に向けての傾向と
対策」


TACビジネス実務法務検定試験®講座 
専任講師 田畑 博史 


 皆さん、こんにちは。いよいよ、第49回のビジ法試験まであと10日余りとなりました。本番に向けての最終チェックは万全でしょうか?今回のブログでは、今更、踏み込んだ細かい内容をあれこれ言っても仕方ないので、当日の出題を色々予想して、その対応策をお話ししたいと思います。

1.難易度予想
 過去に実施されたビジ法試験の合格率は、概ね3級が70%台2級が20~40%で推移しています。2級に関しては、難易度にバラつきがあるため、合格率の変動が起こりやすいですが、今年からIBT試験となり、自分で受験日、受験時間を選べるようになったことからすれば、出題される問題こそ違えど、難易度はある程度統一されるのではないかと予想します。よって、3級が70%2級が30%の合格率を目標値として、出題されるのではないでしょうか。近年の試験でこの合格率に一番近いのは、一昨年の12月に実施された46回です。入手できるのであれば、力試しに46回試験を解いてみることをおススメします。

2.改正民法からの出題
 ビジ法試験では、既に2018年から改正民法の出題が始まっていますが、実際に改正民法が施行されてからもう1年以上経過しています。前回は、2級では多く出題されましたが、3級では意外に出題が少なかったです。しかし、今回は、3級でも改正箇所が遠慮なく出題されるのではないかと予想します。特に危険な分野は、3級では、意思表示、消滅時効の部分、2級では、契約内容不適合の部分です。

3.出題形式
 2級の問題は、すべて5択問題で出題されるとはいえ、その形式は、正誤を一つ選ぶものから、正解の組合せを選ぶもの、個数を答えさせるものと多種多様です。近年は、正解の組合せを選ばせる問題が増えてきているので、この形式が多数を占めるでしょう。そして、この組合せ問題の形式は、時間さえ許せば、最も正解を出しやすい出題形式といえるため、こ こで何点稼げるかが勝負になります。他方、個数問題や近年流行りのア〇イ〇ウ×エ×オ〇といった選択肢を並べる形式の出題は、正解を出すのが難しいため、余程得意分野からの出題でない限り、後回しにして解くのが良いでしょう。
 3級の問題は、正誤問題(30点)、空欄補充問題(40点)、4択問題(30点)で出題されることが固定でしたが、IBT試験となった影響で、この形式は変更される可能性があります。変更されるとすれば、全て4択問題となる可能性が高く、一つ選択肢が少ない違いはあるものの、対策としては、前述の2級対策と同じと言えます。仮に、出題形式に変更がなかった場合、空欄補充問題が配点も大きい上、最も点数が取りやすい形式なのではないかと考えます。よって、最後の最後まで諦めずに、一つでも多くの語句を入れられるよう文章を読み込んでください。どうしてもわからない場合は、選択肢の語群を見れば、この語句しか入りようがないことに気づくことがあります。

4.3級の頻出分野が2級でも出題される
 近時、顕著にみられる特徴の一つが、3級で主に出題されている分野が2級でも出題される傾向にあることです。前々回は、2級で民法の制限行為能力制度が、前回は意思表示が出題されていました。ビジ法試験の趣旨として、3級で基礎を学び、2級で応用を学ぶということがあるからでしょうが、2級受験生には、3級の知識は当然持っていて欲しいという意 図なのだと思います。今後もこの傾向は続くと考えます。少なくとも、2級を受験される方々には、賃貸借契約や不動産の二重譲渡は見直しておいて欲しいです。

 次回はいよいよ本試験前最後のブログになります。


☜前回2021 「ビジ法2級ファイナルチェック」はこちら

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