【行政書士】日本国憲法の話
-今だから、もういちど憲法を読み直そう-
11条


 こんにちは!TAC行政書士講座・講師の小池昌三です。

 日に日に寒さも増してきていますが、風邪などひいていませんか?今年はインフルエンザも猛威を振るっているようです。体調管理には十分お気を付けください。

それでは、今回は11条を読んでいきましょう。

【11条】

国民は、すべての基本的人権の享有を妨げられない。この憲法が国民に保障する基本的人権は、侵すことのできない永久の権利として、現在及び将来の国民に与へられる。


 11条は、基本的人権がすべての国民に認められているんだということを定めています。
そして、この基本的人権は、永久不可侵、つまり、永遠に、国家から侵害されることがない権利だということが規定されています。
基本的人権は、自然権思想に基づく権利です。

自然権思想については、J.ロック(イギリスの哲学者・1632~1704)は、自然権を、人間が生まれながらにして持っている「生命、身体、財産」についての権利としています。
国家というのは、これらの国民が持っている自然権を守るために存在していると考えます。その考え方からすれば、どのような国家権力であっても、国民が自然権を侵害することは許されないことになります。そして、自然権を破壊するような国家権力に対しては、私たち国民は抵抗することができるといいました。
基本的人権は、国家権力から侵されることはないということ。そのような基本的人権を、私たちすべての国民が持っているということです。

具体的には、基本的人権の性質を分析すると、以下の3つがあるといわれています。

固有性人間が生まれながらにして当然に認められること
不可侵性国家権力によって侵害されないこと
普遍性人間であればだれにでも認められること


 次回は、基本的人権の人権制約原理となる「公共の福祉」にを定めた第12条について読んでいきましょう。

以上




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