【行政書士】日本国憲法の話
-今だから、もういちど憲法を読み直そう-
20条②


こんにちは!TAC行政書士講座・講師の小池昌三です。

最近の小学校や中学校では、生徒同士の呼び方として、「呼び捨て」や「あだ名」で呼ぶことを禁止しているところが増えているそうです。

「〇〇さん」と呼ぶことによって、いじめが減るのだとか。
「〇〇さん」と呼ぶことは、やさしい感じはしますし、「敬称」をつけることは相手を尊重することにもなりますので、いじめを防ぐ一つの要素にはなるのかもしれません。

ただ、「愛称」で呼ぶことは、相手と自分の距離感を狭めることになるし、そこに信頼感があるからこそ、そのように呼ぶこともあるでしょう。小学校から今まで、同じあだ名で呼ばれてきた私からすれば、そのような傾向にあることは、少し寂しい感じがします。

それでは、今回も、20条を読んでいきましょう。

【20条】

1項 信教の自由は、何人に対してもこれを保障する。いかなる宗教団体も、国から特権を受け、又は政治上の権力を行使してはならない。
2項 何人も、宗教上の行為、祝典、儀式又は行事に参加することを強制されない。
3項 国及びその機関は、宗教教育その他いかなる宗教的活動もしてはならない。


今回は、2項についてです。
2項では、だれも、宗教上の行為や祝典、儀式や行事に参加することを強制されることはない、という規定です。

そもそも宗教というのは、自分自身の幸せのために存在するものであって、自分が参加もしたくないのに強制的に参加させられるというのは、宗教本来の姿ではないといえます。宗教的な行いへの参加は、完全な自由意思に基づいてなされなければならないものといえます。
そこで、憲法においても、宗教的な行いへの参加を強制されることはないということを保障しています。

宗教的行為の自由を保障しつつ、宗教的行為をしない自由もあることを憲法20条2項で重ねて保障しているといえます。

次回は20条3項を読んでいきます。お楽しみに。




 以上




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