【行政書士】日本国憲法の話
-今だから、もういちど憲法を読み直そう-
29条


 こんにちは!TAC行政書士講座・講師の小池昌三です。

 先日、「M-1グランプリ」という漫才師ナンバーワンを決めるお笑い芸人さんの賞レースがありました。
 楽しくて、おもしろい芸人さんがたくさん出てきて、それはもう、本当に大笑いし続けました。
 聞けば、M-1。予選、第一回戦も含めると4000組以上の漫才師が参加されているそうです。そのなかでの優勝は、それはもう、どんでもなく凄いことですが、最終10組に残ることだけでも、400分の1という狭き門。選ばれし10組のネタです。爆笑し続けられるわけです。

 10組は10組ともに個性派ぞろい。
 漫才の王道を行くような、美しいネタもあれば、これは漫才?という、常識を覆すような斬新な漫才もありました。
 どのネタも、理屈ぬきで、ただただ面白かったです。

 決勝3組では、優勝した、霜降り明星、ジャルジャルも、激しく面白かったですが、やっぱり安定感抜群の和牛が好きでした。  決勝に行けなかった組では、かまいたちが面白かった。そして、トム・ブラウン。サザエさんの中島君5人が合体して、なかじMAXを作るという、もうなんだかわけが分からないネタでしたが、もう、腹を抱えて大笑いしました。  見た後の気持ちの高揚感。こころ軽やかになりました。  受験勉強は、長くて厳しいものです。だからこそ、たまには思いっきり大笑いして息抜きをしましょう。パワーを補充したところで、また、合格に向けて頑張るという。ぜひ、うまくメリハリづけをしていきましょう!

 それでは、今回は、財産権に関する29条を読んでいきましょう。まずは条文確認から。

【29条】

1項 財産権は、これを侵してはならない。
2項 財産権の内容は、公共の福祉に適合するやうに、法律でこれを定める。
3項 私有財産は、正当な補償の下に、これを公共のために用ひることができる。


 まず、1項では、国民に「財産権」を保障しています。私たちは、私たち自身で財産を持つことができ、それを国家は犯すことができません。私たちの財産は、私たち自身でその財産をどうするかを決めればいいということになります。私たちの財産が、国家の都合で取り上げられたりすることはない、というのが原則ということになります。
 さらに財産権の保障をより確固たるものとするため、「私有財産制」を制度として保障していると解されています。

 つぎに2項です。
 財産権が保障されているといっても、やはり公共の福祉による制約はうけることになります。つまり、自分の財産といっても、人の迷惑になるような使い方をしてはいけません。「財産権の内容は、公共の福祉に適合するやうに、法律でこれを定める。」つまり、財産権の内容は、みんなにとって、利益になるように、プラスになるように、決めていかなければならないということになります。
 例えば、道を広げたり、ダムを造ったり。みんなにとって利益になるような場合には、土地を収用することができる、というような形で規定されることになります。

 さらに、3項です。
 私達の財産を、みんなのために使用する場合であっても、ただで取り上げられるわけではありません。あくまで私達の財産なわけですから、それをみんなのために使用する場合には、それに対してみんなで出した税金でその財産の穴埋め(補償)をしてあげなければなりません。

 このような制度をとることで、私たちの財産が守られ、さらに、私たちの財産をもちいることで、国民みんなの生活がより豊かになっていくわけです。

 次回は、引き続き、納税の義務に関する30条を読んでいきます。
 お楽しみに。

 以上




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