【行政書士】日本国憲法の話
-今だから、もういちど憲法を読み直そう-
47条


 みなさんこんにちは。
 TAC行政書士講座・講師の小池昌三です。

 先日の台風15号によって大きな被害が生じています。まだ停電している世帯も多いですし、家が壊れて修復ができないという家庭もあります。また、風で壊れた屋根を直そうとした方がけがをするという事態も起こっているようです。災害の復旧が一日でも早く進み、千葉の方々が安心して生活できるようになりますように。心から祈っています。

 それでは、今日は47条を読んでいきましょう。まずは条文から。


【47条】

選挙区、投票の方法その他両議院の議員の選挙に関する事項は、法律でこれを定める。


 選挙区や投票の方法など、議員の選挙に関する事項は、「公職選挙法」という法律で定められます。

1.衆議院議員総選挙

 

 衆議院議員の選挙は、衆議院議員の全員を選ぶため、「総選挙」と呼ばれています。
総選挙は、衆議院議員の任期満了(4年)によるものと、衆議院の解散によって行われるものの2つがあります。
 投票の方式は、小選挙区選挙と比例代表選挙が採用されています。同日に投票が行われます。
 衆議院議員の定数は465人。そのうち、289人が小選挙区選出議員、176人が比例代表選出議員となります。
 選挙権は年齢満18歳以上の日本国民にあります。(18年目の誕生日の前日の午前0時から満18歳とされます。)
 被選挙権は年齢満25歳以上の日本国民にあります。
 各都道府県の小選挙区選出議員の議員定数は以下の図のとおりです。

小選挙区選出議員 定数



 各都道府県の比例代表選出議員の議員定数は以下の図のとおりです。

比例代表選出議員 定数


 総務省のホームページより引用
http://www.soumu.go.jp/senkyo/senkyo_s/naruhodo/naruhodo03.html

2.参議院議員通常選挙

 

 参議院に解散はありませんから、常に任期満了(6年)による選挙となります。全員を選ぶわけではなく、参議院議員の半数を3年ごとに選びます。したがって、総選挙とは言わず、「通常選挙」と呼ばれます。
 参議院議員の定数は248人です。そのうち100人が比例代表選出議員、148人が選挙区選出議員とされています。(これまでは、定数は242人でしたが、公職選挙法の改正により定員が6人増えました。ただし、半数改選ですので、まずは、令和元年の通常選挙で3人増え245人となりました。さらに、令和4年の通常選挙で3人増えて、248人となる予定です。)
 選挙権は年齢満18歳以上の日本国民にあります。(18年目の誕生日の前日の午前0時から満18歳とされます。) 被選挙権は年齢満30歳以上の日本国民にあります。

 各都道府県の選挙区選出議員の議員定数は以下の図のとおりです。
 原則的には、都道府県ごとに区割りされていますが、鳥取県・島根県、徳島県・高知県はそれぞれ2県を合わせた区域が1選挙区となっています。

選挙区選出議員 定数


 総務省のホームページより引用
http://www.soumu.go.jp/senkyo/senkyo_s/naruhodo/naruhodo03.html


次回は、48条を読んでいきます。お楽しみに。


 以上




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