【社会保険労務士】
「 雇用保険率 清酒製造の事業の話 」



☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 「 雇用保険率 清酒製造の事業の話 」 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

こんにちは。今日は11月17日。ボジョレーヌーボーの解禁など、11月は現代の感覚では「お酒」の月と言えるかもしれませんが、🍷

私が子供のころ「日本全国酒飲み音頭」という歌が流行りました。♪
『1月は正月で酒が飲めるぞ。酒が飲める飲めるぞ、酒が飲めるぞ。
2月は豆まきで酒が飲めるぞ。酒が飲める飲めるぞ、酒が飲めるぞ。
3月はひな祭りで………  4月は花見で…………
5月は子供の日で………  6月は田植えで………
7月は七夕で……………  8月は暑いから………
9月は台風で……………  10月は運動会で………
11月は何でもないけど酒が飲めるぞ。酒が飲める飲めるぞ、酒が飲めるぞ。
12月はドサクサで酒が飲めるぞ。酒が飲める飲めるぞ、酒が飲めるぞ。』

1月から順に、何かしら理由をつけて「酒が飲めるぞ」という内容になっているのですが、後半になるほど、理由がいい加減になっていくところが面白く、「11月は何でもないけど酒が飲めるぞ」で、どっと笑いを取っていたと記憶しています。
子供のころは、お酒って美味しいのかなあ?と不思議に思っていましたが、大人になって、その美味しさが理解できました。
私の場合は、大学生のころは、ビール1杯くらいしか飲めなかったのですが、社会人になってから、急にお酒の量が増えました。
20代のころは、ビール党でしたが、次第に日本酒の魅力が分かるようになり、寒い季節は専ら「日本酒」です。🍶

さて、お酒と社労士の関係ですが、雇用保険法で学習する雇用保険率で登場します。
給料明細に雇用保険料という欄があるので、読者の皆様にも馴染みのあるものだと思いますが、その率は次のようなものです。

事業の種類雇用保険率
一般の事業1000分の9
農林水産業、清酒製造の事業1000分の11
建設の事業1000分の12


受験生のころから、清酒製造の事業は、一般の事業に比べて雇用保険率が高いので印象に残っていました。(一般的に失業率が高い業種ほど、保険率も高いと言われています。)

また、清酒製造の事業と言えば、雇用保険法の短期雇用特例被保険者に該当する場合があります。

短期雇用特例被保険者とは、季節的に雇用される者であって次の①②のいずれにも該当しない者を言います。
➀4箇月以内の期間を定めて雇用される者
②1週間の所定労働時間が20時間以上30時間未満である者


一般に、清酒製造に従事する従業員には、杜氏と呼ばれる熟練した専門技術者と蔵人と呼ばれる酒造工がいまして、杜氏を中心として10人程度が1組となって、毎年10月頃から清酒製造業者に雇用されます。そして、「精米・洗米・蒸米」「 麹造り」「もろみ造り」などの清酒の醸造に従事し、翌年4月頃雇用が終了します。
このように清酒製造従業員は、1年間のうちの限られた期間、酒造りに従事する季節労働者であり、酒造を終えると農業を行っている者が多いというわけです。

この短期雇用特例被保険者は、直近1年間に被保険者期間が通算して6箇月以上あれば、支給要件を満たすことができ、基本手当の日額の40日分を「特例一時金」として受給することができます。寒冷地では、農業と清酒製造業の両方に従事している人がいるというわけです。

なお、季節的業務に雇用される者の「健康保険法」「厚生年金保険法」に関する取扱いは、次のようになっています。
「季節的業務に4月以内の期間を限って使用される者は、被保険者にはなりません。」
夏場の海の家や冬のスキー場などを想像してください。🎿
ただし、季節的業務に使用される者であっても、当初から4月を超える予定で使用される者は、最初から被保険者となります。

で、ややこしいのが、この者が、当初4月以内の期間の予定で使用されていたのですが、たまたま業務の都合(雪の多いシーズン等)で4月を超えて使用されることになっても、それは、たまたまなので、被保険者とはなりません。☃
このあたりのややこしい箇所は、試験にもよく出るところなので気をつけてください。
(さあ原稿、書き終えたので、飲みに行こう!)


つづく。