【社会保険労務士】
「 年次有給休暇と不協和音の行方 」



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こんにちは。今日は2月2日。2018年の1月もあっという間に過ぎ去り、早くも2月に入りました。本試験までは、まだ6カ月以上ありますが、皆様勉強の調子はいかがでしょうか?魔法のような勉強方法はないので、地道にコツコツ努力するしかありません。

ところで、スポーツや勉強を始めるとき等に、何か音楽を聴いて気合を入れる人も多いと思うのですが、皆様はどの曲を聴きますか?
私が最近ハマっているのは、欅坂46の「不協和音」です。昨年の紅白歌合戦で2度も披露され、一気に知名度が上昇している衝撃的な名曲です。(2回目は、総合司会の内村さんとのコラボレーション企画でした。)

紅白歌合戦での欅坂46のメンバー20名のダンスパフォーマンスは圧巻でした。普段は、今ひとつ頼りないメンバーが、1年1度の大舞台に直面して、「この一瞬にすべてを懸ける」という気迫が全身全霊に漲っていました。
受験生の皆様は、8月の社労士試験本番に最高のパフォーマンスを見せなければなりません。1年に1回しかない「本試験」という舞台で、自らの実力を100%発揮できるか否かにかかっています。本番に弱いというのは言い訳でしかありません。

さて、現実の世の中では、歌の世界とは違い、自己主張ばかりを通すわけには行きません。法律で決まっているからといって、相手の気持ちを推し測ることができなければ角が立ちますので、バランス感覚が必要かもしれませんね。


ところで、労働基準法に次のような規定があります。
「使用者は、年次有給休暇を取得した労働者に対して、賃金の減額その他不利益な取扱いをしないようにしなければならない。」

最新のデータでは、有給休暇の取得率は、49.4%となっていて、社風によっては、有給休暇を取りにくい会社もあると思いますが、部下が有給休暇を取ったからといって、上司は「あいつの給料を下げてやろう。」などと企ててはならないということです。

有給休暇に関しては、本試験での出題も多いので注意が必要です。平成24年には次のような問題が出ています。

『労働基準法第39条に定める年次有給休暇の利用目的は同法の関知しないところであり、労働者が病気療養のために年次有給休暇を利用することもできる。』

〇か×か、分かりますか??
正解は、もちろん〇です。病気療養のために有給休暇を取ることはもちろん可能ですし、そもそも、病気でなくても、有給休暇をどのように利用するかは労働者の自由なのです。
ただし、物事には例外がありまして、次のような規定があります。

「使用者は、有給休暇を労働者の請求する時季に与えなければならない。ただし、請求された時季に有給休暇を与えることが事業の正常な運営を妨げる場合においては、他の時季にこれを与えることができる。」

これはどういう意味かというと、例えば、サービス業などでは、業務の繁閑が激しい職場があります。行楽地の販売業であれば、ゴールデンウィークなどは書き入れ時なので、そのような時季に販売員に有給休暇を取られると事業の正常な運営ができなくなる場合などには、有給休暇の取得時季を変更できるということです。

上記に限らず、ほとんどの法律には、原則と例外が存在し、そのような箇所が試験で狙われることが多いので、「原則と例外」を意識してテキストを読むことも必要です。


つづく。