【社会保険労務士】
「社労士と忠臣蔵??」



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こんにちは。今日は2018年12月14日。
12月14日というと、私は、忠臣蔵を思い出す。史実は次のようだったという。

元禄15年12月14日、赤穂浪士四十七士は堀部安兵衛宅にて着替えを済ませ、午前4時頃に出発した。吉良邸では大石内蔵助率いる表門隊と大石主税率いる裏門隊に分かれ、表門隊は梯子で吉良邸に侵入、裏門隊は大きな木槌で門を打ち破り吉良邸に侵入した。
隣の屋敷の屋根から様子をうかがっている者がいたので、片岡源五右衛門が仇討ちを行っている旨を伝えたところ、隣の屋敷の者も了承し、高提灯の数が増えたとのこと。

四十七士は吉良の寝室に向かったものの、吉良は既に逃げ出していた。しかしながら、吉良の布団がまだ温かい事を確認した四十七士は吉良を探した。
そして台所の裏の物置部屋を探したところ、中から吉良の家来が二人切りかかってきたのでこれを返り討ちにし、中にいた老人を槍で突き殺した。この老人が吉良であると思われたので、念のため吉良方の足軽にこの死骸が吉良である事を確認した。無事吉良を討ち取ったのである。

浅野内匠頭の辞世の句
『 風さそふ  花よりもなほ  我はまた  春の名残を  いかにとかせん 』
は、あまりにも有名です。

現代で、理不尽なことと言えば、高速道路の「あおり運転」を思い起こす人が多いことでしょう。昨年6月の東名高速道路での死傷事件は、あまりにも理不尽で、両親を同時に亡くした年若い姉妹の心中は、察するに余りあり、胸が痛みます。。。。今日12月14日に判決が下されますが、どのような判決が言い渡されるか注目です。

時代劇の「必殺シリーズ」が長年にわたり人気があった理由は、このような法の網をくぐり抜けてはびこる悪を裁く闇の「仕置人」の活躍を描いたからでした。
法律にはどうしても抜け穴があり、必ず悪が裁かれるとも言えないところがあるからです。

さて、社労士の学習の中でも「悪を懲らしめる」条文があり、個人的には覚えやすいのでいくつか紹介します。

労働基準法第5条
『使用者は、暴行、脅迫、監禁その他精神又は身体の自由を不当に拘束する手段によって、労働者の意思に反して労働を強制してはならない。』

有名な強制労働禁止の条文です。なお、この第5条違反には、労働基準法上最も重い罰則(1年以上10年以下の懲役又は20万円以上300万円以下の罰金)が適用されます。
昭和初期や戦後間もないころは、強制的に工場等で労働させられた人も多かったようです。

雇用保険法第10条の4
『偽りその他不正の行為により失業等給付の支給を受けた者がある場合には、政府は、その者に対して、支給した失業等給付の全部又は一部を返還することを命ずることができ、また、厚生労働大臣の定める基準により、当該偽りその他不正の行為により支給を受けた失業等給付の額の2倍に相当する額以下の金額を納付することを命ずることができる。』

この条文も有名です。たとえば、失業した時に受給できる基本手当ですが、これを不正の行為により、100万円受給した場合には、不正に取得した100万円はもちろん返還しなければなりませんし、さらにそれに加えて、200万円、つまり合計300万円を返還・納付しなければならないという規定です。

国民年金法第111条は次のような規定です。
『偽りその他不正な手段により給付を受けた者は、3年以下の懲役又は100万円以下の罰金に処する。』

現在、年金財政は苦しいので、不正受給に対しては、もっと重い罪でもいいと思います。
他にも、特徴のある条文は多いので、それが「怒り」でも「理不尽」でも何かに結びつけて覚えることで記憶の定着率は向上すると思います。


社労士講師室・伊藤修登


つづく。


※別段の記載のない限り、本原稿作成時点で施行されている法令に基づいた内容になっています。




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