【社会保険労務士】
「社労士試験
保険料の追納はタイムマシン?」



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こんにちは。今日は2018年12月21日。
PayPayに代表されるように、世の中は、「ポイントブーム」という様相を呈していますが、私などは、ポイントブームに乗り遅れておりまして、悔しい思いをしているわけですが、先日、放送された漫才で「なるほど~~」と感心させられたネタがあったので、紹介します。

もしも、1回だけタイムマシンを使用できるなら、人生のどの時期に戻りたいかというネタなのですが。
Aは、学生時代に戻って、告白することが出来なかった大好きな女の子に思い切って告白するという。一方、Bは、毎日使用しているコンビニで、買い物するたびに「ポイントカードは、お持ちですか?お持ちでなければ、作りますか?」と聞かれるので、面倒くさいので断っているのだが、本音は、やっぱりポイントカードを作っておけばよかったが、これまで断り続けてきた手前、今更、ポイントカードを作りますとは言えないので、一番最初に、コンビニで買い物をして、店員さんから「ポイントカードを作りますか?」と聞かれた日に戻りたいという。

これは、結構深い話で、そもそも、タイムマシンというものが実現不可能だと思いますが、せっかく使用できるタイムマシンを利用するのであれば、学生時代に戻って好きだった人に告白したいという気持ちの方が理解できると思ったのですが、Bが言うには、そんな不確実なことにタイムマシンは使えないとのこと。Aに言わせれば、ポイントカード作りなんて「夢」がないというわけですが、Bの考えではそうではないと論破するわけです。
もし、告白して、断られたら、心がとても傷つくのだから、告白なんて止めた方がいいという。いや~~でも、思い切って告白していたら、想いが成就していたはずだから告白することにタイムマシンを使うべきだとAは言う。

すかさずBが、「でも、当時、お前が告白しなかった、告白できなかったのは、実は断られそうな予感があったから、告白しなかったのではないか?確実な自信があれば、その時の判断でお前は告白していたはずだ!!」と言うのです。
この言葉は、グサッと胸に刺さりました。。。痛たたた。。。
まったく似たような経験をしたことがありまして、それはもちろんタイムマシンではないのですが、十数年ぶりの同窓会で、思い切って告白したのですが、時すでに遅しという経験をしたことがありました。(それでも、今となっては良い思い出になっていますが。)
ポイントカードも、今更作るのは癪に障るというのも分かります。(でも、ポイントカードは作った方が得するようですね。)

さて、タイムマシンはありませんが、法律には、いくつか遡ることができる規定があります。たとえば、国民年金の保険料ですが、基本的には、毎月の保険料は、翌月の末日までに納付しなければなりません。しかしながら、何らかの事情で、保険料を滞納してしまうこともあると思いますが、このような場合でも、過去2年分であれば、遡って納付することができます。
また、所得の低い方等の場合は、保険料の免除制度(法定免除や、全額免除、学生納付特例など)というものもあります。このような制度を正式な手続きをした上で、保険料を免除されていた期間につきましては、後に「保険料の追納」という制度を利用することができます。
先ほどの、滞納した保険料の場合は、2年分しか遡ることはできないのですが、保険料の免除を受けた期間につきましては、最大で過去10年分遡って保険料を納付することができます。
ですので、読者の方の中で、国民年金の第1号被保険者(自営業者)であって、今現在、生活が苦しくて、国民年金保険料を納付することが不可能な方は、是非、市役所等に相談して、保険料免除の手続きをすることをお勧めします。
正当な手続きをしていれば、仮に40年間すべて、保険料全額免除期間であったとしても、満額の老齢基礎年金の2分の1を受給することができるのです。そういった観点からも、実は国民年金という制度は、賢く利用するとかなりお得な制度なのです。
テレビのインタビューなどで、年金制度に文句を言っている年金受給者の方がたまにいらっしゃいますが、それは保険料を滞納した期間がある人だと思われます。まじめに40年間納付した場合は、一応それなりの年金はもらえる仕組みになっています。私の両親も国民年金、厚生年金だけで生活していますので、保険料はまじめに40年間納付した方が良いと思います。


社労士講師室・伊藤修登


つづく。


※別段の記載のない限り、本原稿作成時点で施行されている法令に基づいた内容になっています。




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