【社会保険労務士】
「乃木坂46の辞め時を考えてみる?」



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こんにちは。今日は2019年2月22日。
先週から今週にかけても、毎日のようにいろいろなニュースがありましたが、皆様はどのニュースが印象に残りましたか?

2月16日に行われた、朝日杯将棋オープントーナメントにおいて、藤井七段が2年連続優勝を成し遂げました。
私も生中継で、準決勝、決勝と観戦していたのですが、2局とも完勝で、もはや藤井七段の実力はタイトルホルダーより上なのでは?と思わせる内容でした。世間も藤井七段が勝っても驚かないようになり、いよいよ「本物」になったと思いました。

その他のニュースでは、乃木坂46の衛藤美彩さんが、3月31日でグループを卒業することを発表しました。(奇しくも卒業まで46日というタイミングでの発表でした。)
衛藤さんは、白石麻衣さんや生田絵梨花さんほどの知名度はありませんが、白石さんと並ぶほどの美貌を持っていて、4月からはミュージカルでの主演舞台も務めるほどの実力者です。(歌と芝居が上手い)
日曜日の深夜に放送されている乃木坂46のレギュラー番組は、2011年から放送されていて、私も8年前から何となく見ていました。乃木坂が売れていない時代も知っていて、衛藤さんが当初2年間は選抜に選ばれずアンダーで悪戦苦闘し、その後、フロントメンバーになる一連の経過も見ていたので、陰ながら応援していました。
2年連続、レコード大賞を受賞した乃木坂46ですが、実はここ数年の楽曲のメインパートを歌っているのは、生田絵梨花さんと衛藤美彩さんなので、その1人である、衛藤さんの卒業は、今後の乃木坂46にボディブローのように響いてくると思われます。なだらかにグループの人気は落ちていくような気がします。

さて、芸能人は、一般的には労働者ではないので、労働基準法の対象外ですが、労働契約の終了という観点で考えると、労働基準法の対象者ではないですが、46日前の発表というのは、法的にも十分な期間と言えます。
労働基準法20条では、労働者を解雇する場合には、30日前に解雇の予告をするべきことを使用者に義務付けていますが、労働者側から意思表示する退職の場合は、労働基準法には特に規定されていないので、一般的には民法の規定により、2週間前に労働契約の解約の申出をすることになります。
ブラック企業などのニュースで、辞めたくても辞められないという報道を見ることがありますが、原則として、2週間前に申出をすれば退職することは可能です。
退職代行サービスという会社が増えているようですが、法的には、弁護士法違反すれすれの行為ですし、退職するときは、きちんと自ら申し出ることが筋だと思います。

なお、労働基準法20条では解雇について次のように規定しています。
使用者は、労働者を解雇しようとする場合においては、少なくとも30日前にその予告をしなければならない。30日前に予告をしない使用者は、30日分以上の平均賃金を支払わなければならない。

このあたりに関連する過去問題を紹介します。平成24年の過去問題です。
「使用者は、ある労働者を8月31日の終了をもって解雇するため、同月15日に解雇の予告をする場合には、平均賃金の14日分以上の解雇予告手当を支払わなければならない。」

さて、○か、✖か分かりますか?
🕖
🕓
正解は、○です。
これは、冷静に考えると分かると思うのですが、本試験では焦ってしまうかもしれませんね。8月15日に解雇の予告をしたので、8月31日まで16日あります。
ゆえに、予告期間30日に満たない分(30日-16日=14日)以上の予告手当を支払わなければなりません。

なお、「解雇」については、厳格な規定が労働契約法16条にあります。
解雇は、客観的に合理的な理由を欠き、社会通念上相当であると認められない場合は、その権利を濫用したものとして、無効とする。

解雇というのは、労働者にとっては生活に直結する問題なので、使用者の気分次第で、簡単に解雇をすることは認められないというわけです。
このあたりの詳しい内容は、「労働に関する一般常識」のテキストで確認しておきましょう。


社労士講師室・伊藤修登


つづく。


※別段の記載のない限り、本原稿作成時点で施行されている法令に基づいた内容になっています。




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