【社会保険労務士】
「社労士試験 会社帰りの寄り道で出会った偶然」



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こんにちは。今日は2019年3月1日。
3月に入って、だいぶ寒さもやわらぎ、春がもうそこまで来ている感じです。3月~5月は気候も良いので勉強をするのには最適な季節と言えるでしょう。

さて、そうは言っても、社労士の受験生の皆様の多くは仕事と勉強を両立されて日々頑張っている人が多いと思いますので、様々な仕事のストレスに直面している方も数多くいることでしょう。
特に、仕事のストレスは本当に体に悪いですね。そんなときは、ゴルフとか釣りとかショッピングとか、何でもいいので気分転換が必要だと思います。私の気分転換はスナックでカラオケを歌うことなのですが、先日、いつも行くスナックに新しいアルバイトの綺麗な女性が入店したのですが、どこかで会ったことがあるような気がしました。

「あれ?どこかで会ったことない??もしかして、テレビに出てたりしてる??」
「え~テレビになんか出てないですよ~~~。」
「でも、どこかで会ったよね。。。あ!神宮球場で会ったよね。君からビール買ったよ!」
「そう言えば、その節はありがとうございました。」

というわけで、彼女はビールの売り子さんを以前やっていたのでした。(今は辞めたとのこと。)
しかし、この広い東京で、2つの場所で偶然会うなんて、これは運命の出会いか!?などと思ったのですが、ビールの売り子をやると、こういうことがよくあるとのこと。。。。。(-。-)y-゜゜゜

まあ、このように会社帰りというのは、真っ直ぐ帰宅すると、何も起きないですが、どこかに立ち寄ると不思議な出会いがあるものです。
社労士試験においても、帰宅途中のことが、たびたび出題されています。
平成25年の過去問題です。

『通勤の途中において、歩行中にビルの建設現場から落下してきた物体により負傷した場合、通勤による災害と認められない。』

○か✖か、分かりますか?
🕓
🕙
🕖
正解は、✖です。この場合は、通勤に通常伴う危険(ビルの建設現場からの物体の落下)が具体化したものであり、通勤による災害と認められます。通勤災害と認められますが、事故に遭わないのが一番なので、気を付けて歩きましょう。

続いて、平成27年の過去問題です。

『会社からの退勤の途中で美容院に立ち寄った場合、髪のセットを終えて直ちに合理的な経路に復した後についても、通勤に該当しない。』

○か✖か、分かりますか?
🕓
🕙
🕖
正解は、✖です。理髪店や美容院に立ち寄る行為は、労災保険法第7条に規定されている「日常生活上必要な行為であって厚生労働省令で定めるもの」に該当します。したがって、設問の場合、合理的な経路に復した後の移動については、通勤に該当します。

これは、少し説明しますと労災保険法第7条に
労働者が移動の経路を逸脱し、又は移動を中断した場合においては、その逸脱又は中断の間及びその後の移動は、通勤としない。ただし、その逸脱又は中断が、日常生活上必要な行為であって厚生労働省令で定めるものを、やむを得ない事由により行うための最小限度のものである場合は、その逸脱又は中断の間を除き、この限りでない。
と規定されています。
先ほどの問題でいうと、髪のセットを終えて直ちに合理的な経路に復した後については、通勤に該当するということです。ただし、美容院にいる間は、通勤とはされません。

日常生活上必要な行為であって厚生労働省令で定めるもの」というのは、上記の他にも次のような場合が当てはまります。
・帰り道にお店で惣菜を購入する場合
・クリーニング店に立ち寄る場合
・書籍の購入のために書店に立ち寄る場合
・選挙権の行使をする場合
・病院で治療を受ける場合
・独身者が食堂に立ち寄る場合



なお、通勤の途中で新聞を購入したり、ごく短時間、自動販売機のジュースを飲むなど、通勤の途中で行うささいな行為は、逸脱・中断には含まれず、そのささいな行為の間についても通勤とされます。このように、日常生活上の中にも、社労士試験に出題されそうなケースは多いので、どんな時もアンテナを張っておきましょう。


社労士講師室・伊藤修登


つづく。


※別段の記載のない限り、本原稿作成時点で施行されている法令に基づいた内容になっています。




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