【社会保険労務士】
「 初診日の前日と初診日は違いますよ~~~。 」



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こんにちは。今日は2019年6月28日。
本試験まで残り約2カ月。そろそろラストスパートの時期に入ってきたと思いますが、勉強の調子はどうでしょうか?来年は、オリンピックが開催されるので、是非とも今年中に合格して、オリンピックの観戦を楽しみましょう!(オリンピックを観るのが好きという前提で書いていますが。。。)

先日、6月13日の木曜日、朝8時45分、私は神宮球場にいました。全日本大学野球選手権準々決勝、明治大学対東洋大学の試合が午前9時から行われたからです。(なお、あらかじめ、午前中の有給休暇を申請していました。)その日は、不思議と朝起きるのが苦になりませんでした。(本当に人間の心理は不思議ですね。)明治大学の先発は、ドラフト1位候補の森下投手。平日の朝の試合ですが5,500人の観客が入った注目の試合は、森下投手の150キロを超える快速球と鋭く曲がる変化球が冴えわたり、試合時間約2時間ほどで、3対0で明治の完勝でした。明治大学の勝利に気分よく球場を後にして、地下鉄外苑前の駅に向かって歩き始めた瞬間、背後から「伊藤さん!」と呼ばれました。
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「え?? 誰???」
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事前に有給休暇を申請していたにもかかわらず、何だか、ずる休みがバレたような気持ちになり、恐る恐る振り返ると、、、、、
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そこには、同じTACに勤務するAさんがいました。
なんとAさんも、私と同様に、明治大学対東洋大学の試合を観戦していたのでした!
有給休暇を申請していたのですが、平日の昼に野球観戦をするというのは、何だか悪いことをしているような気がするものですね。。。(ちなみに日曜日の準決勝は堂々と観に行きました。)その後、明治大学は快進撃を続け、1981年以来実に38年ぶりの日本一になり、翌朝は、スポーツ新聞を2紙も買ってしまいました。(#^.^#))

というわけで、今週は「38」という数字から社労士試験を考えてみたいと思います。
38」って、社労士試験に出てきたかなあ?と考えて、何も答えが思い浮かばないと少し心配です。障害基礎(厚生)年金の保険料納付要件の特例で出てきますね。
日本の年金制度の良いところは、「老齢」だけでなく「障害」や「遺族」にも対応しているところです。

予期せず負傷をしてしまった場合には、障害基礎(厚生)年金という制度があり、一定の額が保障される仕組みです。
まじめに保険料を納付していれば、万が一のときには障害基礎年金として、それなりの額の年金が支給されるのですが、保険料を滞納ばかりしている人はもらえません。
その障害基礎年金を受給するための原則的な保険料納付要件は次のようなものです。

「障害の原因となった傷病に係る初診日の前日において、その初診日の属する月の前々月までに被保険者期間があるときは、その被保険者期間に係る保険料納付済期間と保険料免除期間とを合算した期間がその被保険者期間の3分の2以上を満たしていることが必要である。」

きわめてざっくり言うと、初診日の前日の段階で、それまでの被保険者期間のうち、3分の2以上を納付していないと、障害基礎年金を受給することはできません。
「初診日の前日」というのがキーワードで「初診日」ではありません。仮に初診日と規定してしまうと、ケガをした後で、慌てて保険料を納付するという不正が行われる可能性があるからです。
ところで、この保険料納付要件には特例があります。それまで長い間、保険料を滞納していた人でも、(改心して?)直近の1年間に滞納がなければ、要件を満たすという次の規定です。

「初診日が平成38年4月1日前にある傷病による障害については、先ほどの原則の保険料納付要件を満たしていなくても初診日の前日において、初診日の属する月の前々月までの1年間に保険料納付済期間及び保険料免除期間以外の被保険者期間がない(滞納期間がない)場合は、保険料納付要件を満たしたこととされる。ただし、初診日において65歳以上である者には、この措置は適用されない。」

というわけで、65歳未満の人は、この特例が適用されます。
なお、「初診日」を「死亡日」と置き換えると、そのまま「遺族基礎年金」の保険料納付要件の規定になりますので、これも確認しておきましょう。

最後に国民年金の保険料申請免除の所得基準がたびたび本試験に出題されていますので、そちらも紹介しておきましょう。(所得額が下記表のそれぞれの額以下の場合は、それに該当する免除を受けることができます。)

  扶養親族等がいない場合 扶養親族等がいる場合
全額免除
50歳未満納付猶予
(扶養親族等の人数+1)×35万円+22万円
4分の3免除 78万円 78万円+扶養親族等の人数×38万円(原則)
半額免除
学生納付特例
118万円 118万円+扶養親族等の人数×38万円(原則)
4分の1免除 158万円 158万円+扶養親族等の人数×38万円(原則)


上表の内容は、試験によく出るので、必ず暗記しておいてください。
また、近年の選択式試験では、いわゆる「数字」を問うものが多く出題されているので、このような暗記問題は確実に正解できるようにしておきましょう。




社労士講師室・伊藤修登


つづく。
※別段の記載のない限り、本原稿作成時点で施行されている法令に基づいた内容になっています。


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