【社会保険労務士】
「 『1週間単位の非定型的変形労働時間制』を考えてみる。 」



☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 「 『1週間単位の非定型的変形労働時間制』を考えてみる。 」 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

こんにちは。今日は2019年11月8日。
今日は、社労士試験の合格発表日なのですが、ブログの原稿の締め切りの都合上、合格基準点等の詳細が分かりませんので、そのあたりのことは来週以降に触れたいと思います。

ちなみに、平成29年、平成30年いずれも合格率は、6%台でした。
6%というのは、「16分の1」の確率とほぼ同じです。スポーツなどでよく何連勝したというニュースがありますが、勝つ確率が50%と考えると、

4連勝=16分の1
5連勝=32分の1
6連勝=64分の1
7連勝=128分の1
8連勝=256分の1
9連勝=512分の1
10連勝=1024分の1

というわけで、10連勝することは実はもの凄く大変なことです。
11月3日の早慶戦で慶応野球部が、10戦全勝優勝に挑戦しましたが、惜しくも敗戦を喫し、1985年の秋以来34年ぶりの全勝優勝ならずということがその困難さを証明しています。(過去に1928年に10勝0敗、1985年は10勝0敗1分けがあります。)

1985年の秋というと、阪神タイガースが21年ぶりのセ・リーグ優勝を決めその後唯一の日本一を達成し、当時低迷していた慶応も13年ぶりの優勝、そして76年ぶりにハレー彗星が接近するという時代でした。
これは紐づけで覚える記憶の方法なのですが、何か1つの事項を覚えるときにそれに関連する出来事も併せて覚えることで、いっぺんに複数の事柄を同時に記憶することができますので、社労士試験の学習でも記憶することが膨大ですが、1つずつ覚えるよりも関連する箇所は同時に覚えてしまった方が効率も良いと思います

たとえば、労働基準法の「変形労働時間制」も下記の4種類がありますが、バラバラに覚えるのではなく、要件などは、まとめて覚えてしまった方がいいと思います

1箇月単位の変形労働時間制
フレックスタイム制
1年単位の変形労働時間制
1週間単位の非定型的変形労働時間制


1週間単位の非定型的変形労働時間制には、次のような業種と規模要件があります。
「常時30人未満の小売業、旅館、料理店、飲食店」が対象となります。
野球関連で考えると、「1週間単位の非定型的変形労働時間制」を採用している小売業、飲食店も多いかもしれません。
神宮球場、東京ドーム、横浜スタジアムなどでは、毎日試合があるわけではなく、1週間で3試合しか行われないこともありますので、利用している会社はありそうですね。

次のような過去問題があります。

『 労働基準法第32条の5に定めるいわゆる1週間単位の非定型的変形労働時間制については、日ごとの業務の繁閑を予測することが困難な事業に認められる制度であるため、1日の労働時間の上限は定められていない。』

〇 か × か分かりますか?
🕓
🕘
🕙
正解は、× です。1週間単位の非定型的変形労働時間制については、1日の労働時間の上限は、10時間と定められています。
ですので、月曜日=6時間、火曜日~木曜日=10時間、金曜日=4時間、合計40時間という形式が認められています。

一方、1箇月単位の変形労働時間制においては、1日の労働時間の限度は定められていません。ですので、理論上は、1日12時間とか13時間の労働も認められています。
しかしながら、1箇月間でみた場合に、1週間当たりの労働時間が1週間の法定労働時間を超えない定めをしなければなりません。
分かりやすく4週間の例で言うと、

第1週=25時間
第2週=30時間
第3週=50時間
第4週=55時間

上記の場合、合計では、160時間。1週間当たり40時間ということで、合法ということになります。
月末が忙しい会社では、このような労働形態もあるかもしれませんね。
ただし、合法だからと言って、1日の労働時間をあまりにも長くするのは、健康管理上、人道的にも問題があると思われます。法律はあくまでも最低限度の基準を示しているにすぎないので、合法だから働かせてもよいという観点ではなく、健康を損なうおそれのある働かせ方は避けるべきでしょう


社労士講師室・伊藤修登

つづく。
※別段の記載のない限り、本原稿作成時点で施行されている法令に基づいた内容になっています。


TAC社会保険労務士講座では、各校舎でガイダンスや講義を行っています。
また開講日は予約不要・無料で実際の講義を受ける事ができます。
ご興味がありましたら、ぜひお気軽にTAC各校舎やカスタマーセンターまでお問い合わせください。

TAC社会保険労務士講座のホームページはこちら