【社会保険労務士】
「 毎日の通勤途中、気を付けていますか?? 」



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こんにちは。
野球好きな方はご存知かもしれませんが、先日11月8日に神宮球場で行われた早慶戦は大学野球史上屈指の大逆転優勝の感動的な試合でした。
早稲田の早川投手(楽天ドラフト1位)慶応の木澤投手(ヤクルトドラフト1位)の両チームのエースは、前日の試合で先発し、お互い100球以上投げていたので、8日の最終戦はリリーフで待機していました。
この8日の最終戦は、両チームとも勝てば優勝という大一番です。

試合は7回終了時点で、2対1で慶応リード、8回表の早稲田の攻撃から、慶応は木澤を投入し逃げ切りに入ります。8回の木澤は気迫の投球で3者凡退に切って取り、8回ウラの慶応の攻撃では、早稲田も早川を投入し、慶応の攻撃を0に抑え、試合はついに最終9回を迎えました。
マウンド上の慶応のエース木澤は、最速150キロ超の速球で押しまくり、簡単にアウトを2つ取り、2アウトランナーなし。
こういう場合、99%このまま何事も起きず、試合は終わるものです。ところが、次の打者が初球をレフト前ヒット、まあこれ位はよくあることで、その次の打者を押さえればいいというものです。
が、しかし、なぜか、慶応の監督が飛び出してきて、審判に投手交代を告げました。
慶応の選手も、観戦しているお客さんも茫然、そして困惑(@_@。
「え~~??木澤と心中するんじゃないの?」
「エースの木澤より、いい投手なんていないだろ。」
みたいな感じで場内は騒然、おかしな雰囲気。
リリーフで登板したのは2年生の生井投手。なんかふわふわした雰囲気のまま、初球を投げると、早稲田の蛭間選手が強振した打球は、漫画のようにセンターバックスクリーンに逆転2ランホームラン!
打たれた生井投手は号泣。打った蛭間選手までもが号泣。客席は、早稲田側は夢でも見ているみたいな感じでお祭り騒ぎ、慶応側は、もう信じられない悪夢という感じで静まり返ってしまい、早稲田が優勝したのです。
負けた慶応の選手は、気の毒なほど落ち込んでいたのですが、この試合には人生のいろいろな教訓が入っていたような気がするのです。

「勝負は下駄を履くまで分からない」
「百里を行く者は九十里を半ばとす」
「策士策に溺れる」

試験で例えると、
・問題を速読しすぎてよくあるひっかけ問題にまんまと引っかかるとか、
・試験時間を十分余して、余裕で退席したあとにケアレスミスに気が付くとか、
・そもそも、マークシートの位置を間違って塗りつぶしていたとか、
・試験は日曜日なのに、平日ダイヤで電車を検索してしまったとか、

とにかく、試験当日というのは、想定外のことが起きる場合がありますので、最後まで気を緩めないようにしましょう。(試験当日のことはまだ早すぎるかもしれませんが、日頃の心構えが大切だと思います。)

会社員の方にとっては、日々の電車通勤というものが、当たり前のようでいて、実は油断していると大けがをするということがあると思います。また、自動車の運転等も慣れが一番怖いと言われていますので、車通勤の方は、慎重に運転をしましょう。

満員電車

労災保険法で学習する「通勤災害」という制度は、通勤途中にケガをしてしまった場合には、健康保険ではなくて、労災保険を利用すると、ほぼ無料で治療を受けられるという制度です。(私は社労士試験を勉強するまで、この制度をあまり知りませんでした)

『 通勤とは、労働者が就業に関し、所定の移動を、合理的な経路及び方法により行うことをいい、業務の性質を有するものを除くものとする。』


とされていて、一般的には、住居と就業の場所との間の往復などが、通勤に該当します。
さて、ここで問題になるのが、少し寄り道をした場合、それでも通勤途中と言えるのか?ということです。
逸脱、中断に関しては、次のようになっています。

『 労働者が、移動の経路を逸脱し、移動を中断した場合においては、当該逸脱又は中断の間及びその後の移動は、通勤としない。ただし、当該逸脱又は中断が、日常生活上必要な行為であって厚生労働省令で定めるものをやむを得ない事由により行うための最小限度のものである場合は、当該逸脱又は中断の間を除き、この限りでない。』

つまり、原則として、逸脱・中断中及びその後の移動は、通勤とされないのですが、日常生活上必要な行為であって、やむを得ない事由により行うための最小限度のものである場合は、その逸脱・中断中は通勤とはされませんが、その後の移動は、通勤とされるということです。
なお、日常生活上必要な行為というのは、

・日用品の購入その他これに準ずる行為
・病院又は診療所において診察又は治療を受けること
・要介護状態にある配偶者、父母等の介護


などが当てはまります。帰りに歯科に行くなどの行為は日常生活上必要な行為とされるということです。
ということは、帰りに居酒屋によって、1~2時間飲んで帰宅する場合は、通勤とは認められない可能性が高くなりますので、気をつけてください。



社労士講師室・伊藤修登

つづく。
※別段の記載のない限り、本原稿作成時点で施行されている法令に基づいた内容になっています。


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