【社会保険労務士】
「 210勝40敗 勝率8割4分0厘の奇跡~~!!」



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こんにちは。今日は2月19日。
先週、2月11日の将棋朝日杯トーナメントで、藤井王位棋聖(18)が2年ぶり3回目の優勝を成し遂げ、賞金750万円を獲得しました。
全棋士参加のトーナメントで、18歳にして3度目の優勝って、凄すぎです。これで通算成績は、210勝40敗、勝率0.840という驚異的な数字です。
朝日杯は持ち時間40分の早指し戦で、最後は必ず1分将棋になって逆転が起こりやすい棋戦ではあるのですが、準決勝の渡辺名人との戦いでは、AI評価値で「99%対1%」という絶体絶命から奇跡的な妙手(8五歩の中合い※)で王手をかわし、逆転勝ちをしたのは感動的な名局でした。
将棋のルールを知らない人は、ただ藤井君が18歳なのに強いということだけで目立っているようにも見えるかもしれないのですが、藤井君の将棋は、いわゆる魅せる将棋なのです。派手な一手や、想像を一回り超える妙手が多いので、見ていても飽きません。
上手い例えがないのですが、ダルビッシュ投手のように、160キロの剛速球も投げられるのに加えて、ナックルボールまで投げているような感じなのです。
2021年中には、王位棋聖+αで、三冠王になっていることでしょう。
※中合いの歩=自分の駒の効きがない場所に、ただで取られる歩を打って、一時的に王手を防ぐ。一見して狙いが分かりにくい手であり、悪手になることもある。

将棋盤

さて、現在、藤井君は2002年7月生まれの18歳で高校3年生ですが、18歳の年度末というのは、社労士試験の法律の中でも多く登場する年齢です。
有名なのは、「国民年金法の遺族基礎年金」の遺族の範囲の規定です。
(※厚生年金保険法の遺族厚生年金は、また別の規定があります)
遺族基礎年金を受けることができる遺族というのは、被保険者又は被保険者であった者の配偶者又は子であって、被保険者の死亡の当時、その者によって生計を維持し、かつ、次の要件に該当する者です。


①配偶者の要件
 次の②に該当する子と生計を同じくすること。

②子の要件
・18歳に達する日以後の最初の3月31日までの間にあること。
 又は
・20歳未満で障害等級に該当する障害の状態にあること。


上記で分かるように、子のいない配偶者には遺族基礎年金は出ません。そして、その子というのも、原則として18歳年度末までの子というわけです。
遺族基礎年金は、どちらかというと子育てのための年金という側面が強く、子供が高校を卒業する年齢で終了という形です。
一方、厚生年金保険法の遺族厚生年金の遺族の範囲は、次のようになっています。いずれも被保険者等の死亡の当時の年齢・障害要件です。
        

遺族 年齢・障害の要件等
とくになし
55歳以上
父母 55歳以上
祖父母 55歳以上
子・孫 18歳に達する日以後の最初の3月31日まで又は
20歳未満で障害等級1級又は2級に該当する障害状態にあること

上記のようになっていて、現在共働きの家庭も多いと思いますが、夫が死亡したときは、妻は年齢に関係なく(どんなに若くても)遺族厚生年金を受け取ることができます。
一方、妻が死亡したときは、残された夫は、55歳以上でないと、遺族厚生年金を受け取る権利が発生しません。

なお、若年の妻に関しては、以前は、再婚しない限り、永遠に遺族厚生年金を受給できたのですが、現在は、夫の死亡当時、30歳未満の子のない妻は、遺族厚生年金は5年間の有期年金となっています。
逆に言うと、夫の死亡当時、30歳以上の妻は、原則として、再婚しなければ、永遠に遺族厚生年金を受け取ることができる仕組みになっています。
※次回は、3月5日の予定です。



社労士講師室・伊藤修登

つづく。
※別段の記載のない限り、本原稿作成時点で施行されている法令に基づいた内容になっています。

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