【社会保険労務士】
「 効率よく合格する人は、どんな人??」



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こんにちは。今日は2021年9月17日。
昼休みにお弁当を買って、会社の中で食べる人もいますが、そうすると、休憩した気がしないので毎回外食をしているのですが、(コロナ禍なので、空いているお店を選んでいます。)日に日に閉店するお店が増加していて、ランチに行くお店の数が減っているのが最近の悩みです。
で、昨日、いつも行くお店に行ったのですが、常々食事の置き方に丁寧さを欠く店員さんがいまして、毎回不安に感じていたのですが、ついに失敗して、私のひざの上にお味噌汁をこぼされて「なんて日だ!」っていう気分の今日このごろです。
(「覆水盆に返らず」とは、まさにこのことかな?)

店員さん

さて、かれこれ、10年以上受験指導をしていますと、どういう受験生が合格する確率が高いのか、おおむね分かるようになってきます。
受験回数1~2回の短期間で合格する人は、効率的な勉強で暗記できるものをどんどん暗記して吸収していくスタイルの人が多いように思います。(先に暗記して後から理解するというイメージです。)
また、今年の本試験を受けた方であれば、お分かりになると思いますが、その法律や条文の立法趣旨を問うような問題は、ほぼ出ないということに気付かれたことと思います。
社労士試験の各科目を勉強していると、「この規定は何でこうなんだろう?」と疑問がわくこともあると思いますが、そこに必要以上に深入りしても現実的な「得点」には結びつかないことがほとんどです。
勉強でもスポーツでも、結果が出ないときは、その練習方法を改善しないと、また翌年も同じ失敗を繰り返す可能性が高いので、2度目、3度目の試験にチャレンジする方は、前年と同じ過ちをしないように、失敗した原因の分析をしておいてください。

また、社労士試験の合格に必要なのは、「持久力」だと思います。
9月から始めて、来年の8月の本試験までの長期のマラソン大会に似ているのですが、労働基準法で飛ばし過ぎると、ほぼ必ず、雇用保険法や労働保険料徴収法あたりで息切れをしてしまう人が多く出ます。とにかく、最初の数か月は「8割程度」の力で勉強をするということでも良いと思います。飽きずに継続して勉強することが何よりも重要です。

マラソン

さて、社労士試験の特徴として「法改正」が多いことが挙げられます。
身近な改正から紹介しますと、老齢基礎年金・老齢厚生年金の繰上げ・繰下げの制度が改正されます。
現在、老齢年金は原則65歳支給開始で、60歳~70歳の間で、支給開始の時期を選ぶことができるのですが、令和4年4月からは、60歳~75歳の間で、支給開始の時期を選ぶことができます。
平均寿命が延びていることや、高齢者でも労働している人が増えていることなどもありまして、最長で75歳まで繰り下げることができるようになります。(昭和27年4月2日以降に生まれた人に適用される予定です。)
増額率は、1月=0.7%、1年=8.4%で、図に示すと次のようになります。

 66歳  67歳 68歳 69歳 70歳 71歳 72歳 73歳 74歳 75歳
8.4% 16.8% 25.2% 33.6% 42.0% 50.4% 58.8% 67.2% 75.6% 84.0%


これ来年の目玉の改正なので、おそらく試験に出ると思われます。
意地悪な試験委員だと、71歳6箇月とか、72歳4箇月とか、キリの悪いところを出題する可能性もありますので、上表を基本として、1月あたり、0.7%増えるということを押さえておいてください。

ただし、この改正、現実的には利用する人は少ないと予想します。
平均寿命と健康寿命というものがありまして、2020年の日本人の平均寿命は女性が87.74歳、男性が81.64歳ですが、健康寿命は、女性が約75歳、男性が約72歳と言われています。つまり、元気で自由に旅行などに行けるのは、案外短いということです。
とくに男性の場合は、平均寿命も短いので、「繰り下げ」という選択は、余程健康に自信がなければ選びづらいものだと思います。
ちなみに、私は、65歳より前に繰り上げて受給しようかと思案中です。
なお、繰り上げする場合の減額率も令和4年4月から改正が予定されていて、次のような減額率になる予定です。(昭和37年4月2日以降に生まれた人に適用される予定です。)
減額率は、1月=0.4%、1年=4.8%です。

60歳 61歳 62歳 63歳 64歳  65歳 
-24.0% -19.2% -14.4% -9.6% -4.8%


繰り上げの悩ましいのは、一度決めたら、それを生涯変えることはできないということです。60歳から受給することは可能ですが、その場合は、一生涯24%ダウンの年金が支給されるということなので、繰り上げか、原則通りか、繰り下げるのか、何が正解かは誰にも分からないと言えるのです。



社労士講師室・伊藤修登

つづく。
※別段の記載のない限り、本原稿作成時点で施行されている法令に基づいた内容になっています。

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