【社会保険労務士】
「 健康保険の自己負担割合の変遷を見てみよう! 」



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こんにちは。今日は2021年12月10日。
12月になって、本格的な冬の到来とともに体調を崩す人も多いので、受験生の皆様もお気を付けください。
そういう私は、先月から激しい腰痛に見舞われ、病院に行ったのですが、椎間板ヘルニアの疑いがあるということで、現在は飲み薬と貼り薬で対処している状態です。。(痛い~~~~~)

腰痛

こういう状態になって改めて思うのは、健康でいるということは、それだけでも十分に幸せということです。仕事であれ、勉強であれ、体調が万全でないとベストパフォーマンスを発揮することは難しいので、日々健康でいるということは尊いことだと思うのです。健康でいるときには忘れがちですが、健康に不安がないというのは、それだけで素晴らしいことだと思います

さて、社労士試験の科目の中でも、「労働基準法」は身近な法律ということで得意にされている人も多いと思うのですが、「健康保険法」に関しては、得意だという声はほとんどなく、むしろ苦手にしている人が多いのではないでしょうか? 受験経験者の方は知っていると思いますが、社労士試験での配点を確認すると次のようになっています。

   選択式   択一式   合 計 
労働基準法 3点 7点 10点
健康保険法 5点 10点 15点
労災保険法 5点 7点 12点
雇用保険法 5点 7点 12点
国民年金法 5点 10点 15点
厚生年金法 5点 10点 15点


あらためて確認するとビックリしませんか?
健康保険法の配点は、労働基準法の1.5倍もあるのです。
社労士試験の業界では、「労基、労災、雇用、健保、国年、厚年」を主要6科目と呼んだりしていますが、社会保険の3科目(健保、国年、厚年)の配点の方が高いので、配点の比率に応じて勉強時間を確保するようにしてください。

で、話を健康保険法に戻しますが、現在(2021年現在)病院で診察を受けた場合の自己負担割合は3割ですね。仮に医療費が1万円だったら、自己負担は3,000円でいいですよ、という仕組みですが、その昔、今から40年以上前の1980年当時の自己負担割合は次のうちどれか?分かりますか?

①自己負担割合1割
②自己負担割合2割
③自己負担割合0割





正解は、なんと、③自己負担割合0割、です!
えー、うそーという感じで、若い世代の方は驚かれたと思うのですが、1984年までは、被保険者本人が病院に行って診療を受けた場合、自己負担割合は、0だったのです。
その当時は、人口構成も現在とは異なっていて、働く現役世代がとても多く、医療保険財政も黒字で豊かなものだったのです。現役の被保険者の数が多ければ、それだけ健康保険料収入も増えていたので、当時は大丈夫だったのです。
しかしながら、その後、徐々に少子高齢化社会になっていくとともに、自己負担割合も次のように変化していったのです。

1984年=自己負担割合1割
1997年=自己負担割合2割
2003年=自己負担割合3割


少子高齢化というのは、ここ最近の話ではなくて、実は約40年位前から、このままでは将来の日本の人口構成は大変なことになるというのは分かっていたのですね。しかしながら、抜本的な対策をしてこなかったので、現在のような人口構成になっています。

なお、75歳以上の後期高齢者医療制度の自己負担割合は、原則として、1割負担。一定以上所得者は、3割負担となっています。
新聞報道になった、一部の人の2割負担については、2022年10月以降に施行予定なので、来年の本試験の段階では、まだ実施されていませんので、気をつけてください。



社労士講師室・伊藤修登

つづく。

※別段の記載のない限り、本原稿作成時点で施行されている法令に基づいた内容になっています。

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