【司法試験】社会人合格者ブログ

~司法修習編~

 

第6話

弁護修習あれこれ


みなさん,こんにちは。

既に御存知の人もいるかもしれませんが,緊急事態宣言により司法試験系と司法修習の両面に影響が出ています。司法修習生には一旦自宅待機の指示が出され,自宅にて課題を行うという形になりました。前例のない事態なので手探りという感じですが,ひとまずはできることをやっていこうと考えています。


今回は,前回に引き続いて弁護修習の内容とそれから自宅修習の内容について書いてみたいと思います。


①会内留学

弁護修習では,配属先の法律事務所によって取り扱い業務が異なるので,修習内容が配属先法律事務所の指導担当の先生によって結構異なる場合があります。例えば民事事件を中心に取り扱っている法律事務所に配属された場合,民事事件については色々学べますが刑事事件等については学ぶ機会が少なくなるということもあり得ます。

このような事態に対処するために,弁護修習では会内留学(修習地によっては里親里子制度とも呼ぶようです)という制度があります。これは,配属された法律事務所以外の事務所に一定期間赴いて,指導担当の先生が取り扱っていない種類の事件について学ぶというものです。この制度を使えば,指導担当の先生の取り扱い事件に加え,その先生が担当していない種類の事件も留学先の法律事務所で学ぶことができ,様々な種類の事件をバランス良く学修することができます。

ちなみに私の配属先の法律事務所は民事事件・刑事事件の両方を取り扱っている事務所だったのですが,どちらかというと刑事事件を多く取り扱っている事務所でした。そこで,指導担当の先生のご厚意もあり,その先生の後輩の先生が勤務している法律事務所に1週間ほど留学させていただきました。後輩の先生は民事・労働・倒産関係の事件に取り組んでおられる先生でしたので,その先生について行くことで民事系の事件についても学修することができました。


②自宅修習

冒頭にも書きましたが,緊急事態宣言を受けて司法修習生には自宅待機の指示が出されました。そして,自宅待機中は研修所の方から指示された課題をこなすことになります。

私の場合は弁護修習が後半にさしかかったところで自宅修習に切り替わりました。

課題については,民事は訴状と証拠説明書の起案・和解案や最終準備書面の起案・改正民事執行法の要約レポートに取り組みました。要件事実の本や民事執行・保全法の本をぱらぱらめくりながら起案やレポートを作成したので学生時代を思い出し,懐かしい気分になりました。

刑事の方は,指導担当の先生が研修で使用した架空の事案をもとに反対尋問メモの作成と最終弁論の起案を行いました。私の指導担当の先生は刑事事件にお詳しかったので,その先生について行くことで刑事事件への理解を深めることができ,最後に起案をしてみることで弁護修習を通じて学んだことをブラッシュアップすることができました。


以上のように,弁護修習では会内留学制度を用いて幅広い学修に取り組むことができます。もっとも,今回の修習はウイルス騒動により,自宅修習というかなり変則的な形になっています。今後どうなるか分かりませんが,できることに取り組んでいこうと思います。

 

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