【司法試験】R1合格者ブログ

~法科大学院からの司法試験合格日記~

 

第12話

科目別勉強法:行政法


1 はじめに

皆さんこんにちは。数字を見る限りですが、少しコロナにも落ち着きが見られてきました。今後もこの調子で減少していけばいいですね。ただ、まだ13県は、特定警戒都道府県となっています。司法試験の会場となる都市の多くは、まだ特定警戒都道府県として指定されていますから、司法試験の正式な日程が発表されるまではもう少しかかるでしょう。それまで適度に息抜きをしながら頑張って勉強していきましょう。


2 行政法の特徴

さて、本日は、行政法についてお話ししようと思います。

 

行政法は、意外と得意な人と苦手な人とが分かれるような気がします。行政法の難しい点をあげるとすれば、資料を含めて問題文が大量にあること、行政法の問題に出てくる個別法の解釈をしなければならないことにあると言えるでしょう。ただでさえ2時間という時間制限がある中で、会議録に個別法まで処理しなければならないわけですから結構しんどいです。また、個別法も全ての個別法を押さえ切れるわけではなく、試験本番で初めてという場合もありますから、ある程度個別法の解釈の仕方を練習しておく必要があります。こういったところが行政法の特徴でもあり、また、得手不得手を分けるポイントかなと思います。ただ、コツさえ掴んでしまえば、割と安定しやすい科目です。そこで、私なりに意識していたポイントを以下で紹介しようと思います。


3 問題文の分析の仕方

行政法の司法試験問題は、行政が何かしらの処分をし、かかる処分を受けた当事者が処分に何かしらの不満があるため、当該処分について何かしらの救済を求めるというのが大体の問題の傾向と言えるでしょう。原告となる当事者がどのような救済を求めているかは、問題文や添付さている弁護士の会議録に記されていたりします。ですから、問題文や会議録の分析をしっかりとすることが大切となります。

 

また、どういうところに着目して問題に向き合えばいいかも、会議録に誘導があります。例えば、行政が処分をするにあたって、Aという事情は考慮しているが、Bという事情についてはあまり考慮されていないといったような指摘があったりします。そのような場合には、Bという事情もしっかりと考慮した上で、行政の処分の違法性を考えることになります。基本的には、会議録で指摘されている事情をしっかりと拾えれば、十分な点数になります。


4 個別法解釈のコツ

行政法では、都市計画法や建築基準法といった個別法の解釈が問題となったりします。個別法は、かなり膨大な量となりますから、試験前にこれを全て網羅することは不可能に近いです。ですから、問題演習を通じて、個別法の解釈のコツを押さえるのがいいでしょう。

 

例えば、個別法では、大体1条に目的規定があります。また、法律によっては、許可基準が定められているものや、後ろの方に罰則規定があるものもあります。全く同じ条文はないにしても、ある程度法律の構造として似ている部分がありますから、問題演習を通じて慣れていけば本番で見たことない個別法が出てきたとしても、ある程度対応できるようになります。


5 その他行政法で気をつけるべき点

以上のように、行政法は、問題文と個別法の解きほぐし方が分かれば、答案の形は見えてきます。それ以外に、行政法で頻出単元である「処分性」や「原告適格」等についても、しっかり対策しましょう。これらは、設問1つ使って出題され、配点も高いところです。個別法の解釈も絡み、なかなか書くのが難しいところですが、過去問や演習書を通じて答案の書き方を押さえておきましょう。


6 おわりに

詳細な行政法の対策までは至れませんでしたが、まずは答案のイメージをしっかり持ち、会議録や個別法を分析する姿勢で頑張ってみてください。

 

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