【司法試験】社会人合格者ブログ

~司法修習編~


第11話

選択型実務修習と悪魔のくじ引き


みなさん,こんにちは。


A班の方では,9月29日をもって集合修習が終わりました。初めてとなるオンラインを使用した修習でしたが,私の修習地では特に大きなトラブルも無く集合修習を終えることができました。

来年以降もオンラインで集合修習が行われるかは未定ですが,来年以降の司法修習に臨む人たち向けに最初に少しだけオンライン修習の注意点を書いておこうと思います。

まず,オンライン修習ではパソコンを使って修習に参加しますが,思いのほかパソコンの電力消費が大きかったです。そのため,充電をこまめに行うことが重要です。パソコンの電池残量が少ない場合,オンラインの回線が上手くつながらないことがあるので注意が必要です。また,意外と寝坊する人がちらほらいました。基本的にオンラインは自宅で受講するので,ついつい寝過ぎてしまうというケースが多かったみたいです。オンラインの場合は,いつも以上に規則正しい生活を送ることが大事になってきます。


オンライン修習については,大体上記の点に気をつければ大丈夫です。ここからは選択型実務修習について書こうと思います。

 

選択型実務修習は,今までの修習で学んだ事項を深化させるため,様々なカリキュラムの中から自分に必要だと感じたカリキュラムを履修して学んでいく修習です。カリキュラムについては様々なものが用意されており,例えば,私の修習地では医療・労働・建築にそれぞれに特化した民事裁判について学べるカリキュラム,民意保全や執行について講義形式で学ぶカリキュラム,刑事弁護・交通事故・消費者被害事件などについて学べる弁護士会のカリキュラムなど,選り取り見取りです。

私の場合は医療系の民事裁判を学ぶカリキュラム・刑事裁判の理解を深めるカリキュラム・刑事弁護や消費者被害事件の理解を深める弁護士会のカリキュラムをそれぞれ履修することにしました。実務修習中にお世話になった弁護士の先生が刑事系の分野に力を入れており,刑事系について深く学んでみたいと思ったことや,実務修習中に医療系の事件を何件か見て興味を持てたことがそれぞれ選択理由です。

 

また,選択型実務修習では,ホームグラウンド修習として,実務修習でお世話になった弁護士の先生の事務所に行くことになります。これは,弁護修習が修習生にとって重要であるとの政策的判断に基づき,最低1週間はホームグラウンド修習を行うという形になっているのです。まあしかし私は,弁護修習先の先生に心酔しているので,ホームグランド修習を1週間といわず1ヶ月以上やろうかなと当初は考えたりはしていました。もちろん,そのような履修計画を立てても大丈夫なのですが,せっかく色々なカリキュラムがあるのでそれらをたくさん履修するのも良いと思います。

選択型実務修習については,色々なカリキュラムがあるので,是非みなさんの興味のあるものをビュッフェスタイルで取りこんでみるのがいいでしょう。


さて,選択型実務修習が終わると,A班の場合はそのまま二回試験に突入となります(B班の場合は,選択→集合から二回試験突入となります)。

 

二回試験は,全ての修習を経て最後に行われる国家試験であり,これに合格すると晴れて法曹資格を得ることができます。この試験は「落ちない試験」と言われており,実際に去年の二回試験では約1500名の司法修習生が試験を受け,落ちた人は僅か8名だったようです。そのため,普通にしていればまずは落ちないようなのですが,落ちる可能性がゼロではない以上油断はできず,「悪魔のくじ引き」とも言われています。

ですので,司法修習生の最後の仕事は,この「悪魔のくじ引き」を突破することだったりします。もっとも,集合修習では教官たちが二回試験に向けて色々な授業をしてくれるので,まずは落ち着いて集合修習で習った事項の復習をしておくのが大事だったりします。


司法修習も終盤に近づいてきているので,私がこのブログを書くのもあと僅かとなってきました。この記事を読んでくれているみなさんは,おそらく受験生の人が多いと思いますが,将来的に司法修習で色々なことを学んで欲しいなと思っています。ここからの時期は,予備論文対策・国公立ロー入試対策で過酷な戦いとなってきますが,みなさんの成功をお祈りしております!

 

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