【司法試験】

H29司法試験145位合格者日誌

~2回目の受験に向けて~


あけましておめでとうございます。

今年もこのブログをよろしくお願いします。

 

さて,前回は私の司法試験初受験までの勉強上の失敗点を書かせて頂きました。

 

今回は,私がその失敗点を踏まえて2回目の受験に向けてどんな勉強をしたかを書こうと思います。

 

1.答練を受ける

 

私が何はともあれ必要だと思ったのは,答練の受講です。 やはり本番形式,すなわち2時間でそれなりの分量の問題を解いて答案を書くという作業自体に慣れる必要があると考えました。

 

私の目的はあくまで「初受験時の反省点である途中答案をなくす」というものだったので,とにかく「適切な時間配分の訓練」となるよう意識しました。

 

司法試験の問題は,刑法以外基本的に複数の設問(さらに小問に分かれていることもある)で構成されているので,設問ごとにどれだけの時間を費やしてもよいかをしっかり把握しなければ,途中答案の危険が高まります。

 

まず,途中答案を避けたい方は,一つの設問を読むごとに答案を書き始めるのではなく,一気に全ての設問を読んで答案構成をしてから,一気に答案を書くという方式を採るのが無難だと思います。

これは私の経験から言えることで,私は初受験時,設問を読むごとに答案を書いていました。 これだと,書くのが遅いタイプの方にとっては,前半の設問の答えを書き終わった時点でかなりの時間を消費し,後半の設問を読む時間,答案構成時間が圧迫され,ろくに答案構成できないまま書き始めることにより,さらに書くのが遅くなるという負の連鎖が起こります。

 

もちろん,自分でしっかり書く時間を管理できるというタイプの方なら話は別ですが,書いている最中に色々迷うタイプの方はぜひこちらをお勧めします。 ただ,これをすると,「適切な時間配分の訓練」が別個必要となります。

 

どういうことかというと,試験時間は,細分すると①問題文を読む時間②答案構成時間③書く時間に分けられるので,原則として,それぞれが設問ごとにその配点割合に比例して配分されないといけないわけです。

たとえば設問が二つある問題だと,⑴設問1についての①②→⑵設問2についての①②→⑶設問1についての③→⑷設問2についての③という順序で時間を費やすわけですが,設問1:設問2=50:50の配点割合の問題だと,⑴:⑵,⑶:⑷がそれぞれ1:1となるよう配分しないといけないわけです。 もちろん設問ごとに難易度に大きく差があるような問題もなくはないので,そこまで厳密に考える必要はないでしょう。 ただ,こういう意識は必要だと思います。

私は,答練でこれを念頭に置いて時間配分を訓練していました。

 

逆に,問題の内容面の勉強,たとえば「答練で出たこの論点全然書けなかったからガッツリ復習しよう」とか「答練で良い点取れると嬉しいから,答練で出そうなちょっとマイナーな判例も勉強しよう」とか,そういう特別な予習復習はほとんどやっていません。 内容面でやったことは,復習としては,答練中論証を覚えていなかったり覚えていても書き方がよく分からなかったりして四苦八苦した箇所について,答練終了直後に配布された解答例を見て「ああ,こう書けばよかったのか」と確認することぐらいです。もちろん,普段の勉強で「あ,この判例,この前の答練で出たな。その時論証を全然書けなかったな」と思い出して,ある程度重点を置いて暗記を試みる等,普段の勉強に影響した面は否定できません。

 

予習としては,普段のインプットの勉強において,「この判例の規範,やたらと長いから答練でもし出されたらこんな長々と書いていられない,というかそもそも覚えていられない。実際に出たらどういうふうに書くべきか」と常に意識して,論証を書きやすいようコンパクトにする癖を付けることぐらいです。

 

次回は,2以降を書いていきたいと思います。

 

次回に続く!!