【司法試験】

H29司法試験145位合格者日誌

~インプットの方法(論パタと百選の使い方)~


こんにちは。

 

今回も前回に引き続き商法についての私のインプットの方法です(H28,H29の司法試験商法論文過去問のネタバレアリです)。

 

私は,アウトプット学習(問題演習)をする中でインプットをするべきだと考えたわけですが,そうすると,用いる教材としては,やはり論パタテキストということになるでしょう。

 

もちろん,市販の演習書の中にも評判の良いものがある(cf.このブログの2017/11/13の記事でも挙げた伊藤靖史・伊藤雄司・大杉謙一・齊藤真紀・田中亘・松井秀征『事例で考える会社法(法学教室ライブラリィ)』(有斐閣)など)ので,それを使うことも少し考えました(というか,実際に使いました(論パタテキストを一周した後,事例⑦まで読みました))。

 

しかし,やはり論パタテキストは非常に薄くて取っつきやすいという長所があります。そして,薄い割に頻出分野はある程度網羅できています(前回の記事で取りあげた H29の司法試験第2問(商法)設問1も,2018年版論パタテキスト商法2-1-14がドンピシャで的中しています)。

 

その上,私は,予備試験合格後,論パタテキストについては全科目ほとんど復習していませんでした(今思えば本当に驕り,慢心でした)。ここらで初心に戻り,一度基礎からやり直すべきだという気持ちがありました。

 

ということで,私は市販本ではなく,論パタテキストを選んだのです。

 

とはいっても,論パタテキストには載っていない知識もちょくちょく見受けられるところです(H28の司法試験第2問(商法)設問3で出題された内部統制システムについての 細かい議論など)。その分野が出題されたらどうしようという不安は拭えません。

 

そこで私は,判例百選を脇に置きながら論パタを解くという手法を使っていました。

 

論パタテキストの問題を使って問題演習をする中で,その問題の元ネタとなった判例を百選で探し,その判旨や解説をチェックするという形です。前回の記事に載せた私の再現答案も,百選(第2版)5事件の解説を見ていただければ,それをかなり参考にしていることがお分かりになると思いますが,これは普段の勉強においてその解説を何度も読んでいたからこそできたものです。

 

百選で判例を見る際は,論パタテキストの問題の元ネタとなった判例だけでなく,そのページの前後の判例で,本番で出そうな分野を扱ったものがあれば,それも見ていました。そういうふうにして論パタテキストに載っていない知識を補完しようと考えたのです。

 

「本番で出そうかどうか」が基準なので,結局どの判例を見るのかは主観に依ってしまうのですが,いくら百選が重要だからといって,掲載判例の中でも重要度にかなりの差がある以上,最初のページから通読していくのは効率的とはいえないと思います。論パタテキストの問題を起点にして,重要そうなものだけを潰していく,これが私の採ったやり方です。

 

民事訴訟法,刑事訴訟法も似たような形(まずは論パタテキストの問題を解き,それを起点に百選に手を出す)でインプットを進めました。

 

次回はその中身について若干補足説明をしたいと思います!

 

次回に続く!!