【司法試験】

H29司法試験145位合格者日誌

~インプットの方法(労働法その2)~


こんにちは。

 

今回と次回で,労働法のインプット方法について書いていこうと思います(H28司法試験労働法のネタバレありです)。

 

私は,初回受験時,労働法の点数は54点台でした。

 

これは,労働法選択者の中でいうと,上位33%には入ります。

 

全体の合格者数(1583人)÷短答通過者数(4621人)=0.34…であることを考えると,足を引っ張らないくらいの点数は取れたことになります。  

 

予備試験口述試験の合否発表後から勉強を始めて約半年で仕上げた割には,まずまずの出来だったのではないかと今でも思っています(もし成績があまりにも悪ければ,2回目受験では選択科目の変更まで考えていました。ちなみに私が労働法を選択した理由は,受験者中一番選択する人が多いからという単純なものです)。  

 

今回も,H28での私の再現答案をお示ししながら,私がどのように敗因分析をしたのかお伝えしたいのですが,あまりにも量が多いので,適宜内容をまとめてお伝えするという形で行かせていただきます。  

 

敗因分析とはいっても,一応54点は取れているので,客観的には受験時の実力さえもう一度発揮できれば,特段次の受験時までにやることはないということになります。  しかし,初回受験時の私の答案は,個人的には多数の反省点がありました。  

 

まず,第2問は4枚全部書き切ったにもかかわらず,第1問が3枚未満で終わってしまったことです。  選択科目全般に言えることとして,配られる答案枚数当たりの試験時間が長い(必須科目は1問8枚で2時間なのに対し,選択科目は2問8枚で3時間)ので,比較的時間に余裕を持って,問題を解いたり,答案を書いたりできます。 その上で,労働法は,答案に使える問題文の事情が多いです(私も他の選択科目のことは分かりませんが,絶対的に答案に使える問題文の事情は多いといえます)。

 

したがって,第1問も第2問も4枚ぎっちり,少なくとも両方とも4枚目までは書くというのが標準ではないかと思います(もちろん,そうでなければいけないというわけではなく,あくまで筆量の少ない私自身の努力目標です)。  

 

それにもかかわらず,私は本番で第2問の方に力を注ぎ込みすぎて,第1問が途中答案気味になってしまったのです。  

 

これは,次で述べるとおり,第1問を解くのに必要な知識を大幅に欠いていたため,本試験現場で第1問は半ば捨てて第2問を優先すべきだという判断をした結果でもあり,その判断自体はむしろ良かったと思っています。  

 

問題は,第1問を解くのに必要な知識を欠いていたこと,すなわち東芝うつ病事件(東京高判平成23年2月23日)の理解ができていなかったことや片山組事件(最判平成10年4月9日)の判旨をろくに覚えられていなかったこと,そして,第2問を解くのに必要な知識,すなわち根岸病院事件(東京高判平成19年7月31日)やプリマハム事件(最判昭和57年9月10日),ノースウエスト航空事件(最判昭和62年7月17日)の判旨を,すらすらと思い出せるレベルには覚えられていなかったことでした。

 

次回に続く!