【司法試験】

H29司法試験145位合格者日誌

~この時期におススメの勉強~


こんにちは。

8月になりましたね!

 

予備試験論文を受験された方はそろそろ気持ちも落ち着いてきた頃,司法試験を受験された方はちょっとずつそわそわしてくる頃ではないかと思います。  

 

この時期はなんとなく手持ち無沙汰になって何か勉強しなきゃという漠然とした焦燥感に襲われるかもしれませんが,そうはいっても試験科目だった法律の勉強はしたくないものです。  

 

それを慮ってか,予備試験受験生にとっては,選択科目の勉強をするといいよという意見をよく耳にするかもしれませんが,私が予備試験受験生だった時は結局全然しませんでした。  

 

もし心に余裕がある方は,保全・執行・倒産の各分野(法律で言えば,民事保全法,民事執行法,破産法)を勉強されると良いと思います。  

 

予備試験受験生の方にとっては,保全・執行は口述対策になりますし,倒産は選択科目の一つなので,最終的に選ぶかどうかは別にして,選ぶ材料が増えます。  

 

司法試験受験生の方にとっては,保全・執行・倒産は,修習に行ってから本当に役立ちます。  

 

そして,共通して言えることとして,なにより,保全・執行・倒産を学ぶと司法試験,予備試験の民事系科目の勉強の幅が本当に広がります。  

 

私は,保全・執行・倒産を学ぶまで,用語をよく知らずに解いている問題が多々ありました(特に短答式試験)。  

 

たとえば,民法の短答過去問の司法試験平成22年度第6問などは,肢アからエまで,ほとんど問題文の意味が分かりませんでした(なんとなく,債権の弁済を迫る気持ちがより強く感じられる方が時効中断されやすいのだろうくらいの感覚で解いていました)。  

 

肢アでいえば「担保不動産競売を申し立て」(←?),肢ウでいえば「強制競売の手続において」(←?)「執行力のある債務名義の正本」(←???)「を有する債権者がする配当要求」(←?????)という具合です。  

 

これらがどのような場面で実行されるのか,その結果どのような利益が得られるのかということを把握できれば,もっとスムーズに頭に入ってくるでしょう。  

 

また,民法の条文には「破産手続の開始」という用語が頻繁に出てくると思います(111条1項2号(代理権の消滅事由),589条(消費貸借の予約と破産手続の開始),653条2号(委任の終了事由)等。

短答式試験でもよく見ると思います)。  

 

当時は,「破産手続の開始」といっても何をすれば何が具体的に開始するのか,何も知りませんでした。「ドキュメンタリー作品でよく聞く自己破産(?)というのをしたらそうなるのかな?でも破産って破産したらそれで完了じゃないの?破産“手続”って何?」といった具合でした。  

 

これらが分かるだけでも,短答式試験の見え方が大きく変わると思います。  

 

あくまで余裕がある方向けに,少しだけお勧めします!

次回に続く!