【司法試験】 H30合格者ブログ

~僕の失敗、からの更生記~


第2話

予備試験受験開始から初受験の大失敗


みなさんこんにちは!  

 

最近は、ドラマでやたら弁護士もののドラマが多いなあと思って正月を過ごしていました。そこでは主人公が自信に満ちあふれていわゆる清廉な確固たる信念に基づいて行動することが定番ですが、これをフィクションだと言い切ろうとする一方で、そう言い切るのは間違っているとも思っています。

 

そこで、今回お伝えしたいことは、一つ目は司法試験開始の動機は必ずしも高尚なものでなくていいこと、そして二つ目は自分を信じて芯を確かに勉強することができないと司法試験を乗り越えることは難しいということです。

 

私が法曹を目指したのは、大学の授業で弁護士の先生にふざけて言ったことがきっかけでした。私は何気なく、“先生、弁護士ってモテるんですか?”と生意気な質問をしたら、その先生は冗談半分で“いけるよ。”と仰ってくれました。流石にそれで進路を決めるとまでは行かなかったのですが、家に帰ってふと気になって司法試験制度を調べると、予備試験に合格すれば法科大学院を経なくても司法試験が受けられることを知り、こんな制度があるのかと印象に残りました。

 

その後は特に司法試験の勉強をすることなく秋になりました。実は、私は諸事情があって大学に入学するのが遅れており、大学二年の時に学部が決まった時は、漠然と国家公務員になろうと考えていました。しかし、いざ第一志望の官庁の説明会に行くと、自分には合わないなと気づいてしまいました。

 

こうして大学三年の秋にして進路が突如振り出しに戻ってしまい、この後どうしたものかと悩んでいたらある日初夏のモテモテ問答を思い出しました。経済的事情もあるしそもそも成績争奪戦はもう十分に堪能したから法科大学院は行きたくない…。そうだ!予備試験を受ければ試験に受かるだけで司法試験を受験できる。おまけにモテることまで考えると予備試験受験に乗るしかない。こんな理由で受験が始めました。

 

とりあえず司法試験予備校に入校したのですが、すぐに現実を突きつけられました。まず、予備試験の試験科目が尋常じゃなく多くて何から手をつけたらいいのか分からない上に、どれが重要であるか分からないから最初はメリハリのつけようがない。次に、一般教養という対策しようのないダークホースの科目があることも不安を煽りました。何が出るか分からないし、そもそも対策自体が不毛であると感じました。 これらの不安に直面している内に段々と不安は増していき、自信がなくなってしまいました。メンタルの影響は勉強にも現れて、勉強が手につかず、予備校の授業を聞きっぱなしにして予備試験短答の過去問を思い出したように解くという、本当に受かる気があるのかという勉強をしていました。

 

こんな調子で初受験に臨んだのですが、当然のように短答で不合格になりました。短答過去問を1周すらせずに試験に臨んだのですから当たり前で、自分も不合格をそれほど深刻には受け止めずに、“次があるっしょ、気持ちを切り替えていこう!”と軽く考えていました。

 

ここで、何故不合格になったのか原因を突き止めなかったこと、そして自分に自信を持てずに芯がないことが、この後の受験生活をどれほど蝕むのかを当時の私は知る由もありませんでした。

 

司馬遼太郎の坂の上の雲に出てくる登場人物のように、司法試験に合格するという自らの目的を疑うことを知らずに奮闘する楽天的な私でしたが、楽天家な性格が裏目に出てしまい、この後も受難は続きました。

 

【次回予告】 初の短答突破の天国からの論文という地獄へようこそ

 

PS.自己紹介では受かるまでの体験談を書いてから科目別の勉強法を書いていくとしましたが、受験生の皆さんはやはり勉強法を早く知りたいと思うので次回から、勉強法も織り交ぜて書いていきたいと思います。

 

次回に続く!