【司法試験】H30合格者ブログ

~僕の失敗、からの更生記~




第10話


法律実務基礎科目はボーナスステージかも?


みなさん、こんにちは。

 

今年は10連休明けに予備試験と司法試験が始まるという、よく考えると時間を稼げる、悪く考えれば誘惑の多いスケジュールですが、適度に息抜きをしつつ、なんとかしのぎきりましょう。繰り返し申し上げますが、無理と思ったら思い切って息抜きをしてしまった方がいい結果になると思います。


【民事実務】

これに関しては、最優先事項は要件事実を覚えることだと断言できます。僕の場合、成績はE→D→A→Aをたどっていきましたが、これはまさしく要件事実の習得度と比例すると言っても過言ではありませんでした。私は、当初新問題研究のみで大丈夫だと思って、それをひたすら読み込むという方法をとりましたが結果はほぼ最低評価のEでした。正直、当時は要件事実がなんたるかすら分かっていなかったと思います。


次は、流石に読み込むだけでなく、問題を解いたりしましたが、またしても初見の問題に対応できずに沈没しました。このままではヤバいと感じて、いっそ要件事実を網羅してやろうと民事実務の基礎、いわゆる大島本を徹底的に読み込むことにしました。この本は、ぱっと見で分厚いですが、読み慣れるとするすると読めるので心配無用です。この本を読んだ効果は覿面で、要件事実で困ることは皆無になりました。


他に出題される分野としては、私が受けた頃はまだ民事執行・民事保全法は出たばかりだったので、どうせ誰もできないだろうと思って要件事実を優先していましたが、今はもしかしたら違う可能性があります。それでもまずは要件事実を頭にたたき込むことを最優先にすべきです。


また、最後に準備書面を書けという問題がありますが、正直これは確たる対策方法があるわけではないので、普段の他の法律科目の学習で当てはめるのと同じように、原告に有利な事情と被告に有利な事情を叩く事情をあてはめていくことを意識するぐらいでいいと思います。


とにかくまずは要件事実です。


【刑事実務】

刑事実務に関しては、頭を悩ませました。範囲が満遍なくあるあるわ、それに呼応して問題量も多いわで大変だった記憶があります。実際、合格年の私でも最後の方が途中答案に近い形になりました。私が行った対策としては、まずは予備試験の短答の時点で、短答過去問を解くに当たって刑事実務を見据えて検討するということをしました。


そのようにして下地を作った上で、短答から論文までの間は刑事手続きに関する本をひたすら読んで、こういうのが出るんだという手続き全般を俯瞰することをしました。特に、公判前整理手続きは頻出なので意識して読みました。また、予備試験では刑訴でなくこちらで伝聞が出る傾向があるので、伝聞に関する講座を聴いて、頭が混乱しないように努めました。


以上が、法律実務基礎科目に関する対策ですが、上の文章を読めば分かる通り、基本的には確実に出る分野が決まっていて対策がしやすくそれでいて他の受験生と差をつけられる民事実務を優先してやっていました。それとこれは朗報なのですが、法律実務基礎科目はあきらかに他の科目に比べてレベルが低く努力が即反映されやすいです。


ですので、法律実務基礎科目は実質に科目分であることも考えると、できれば論文後に対策を始めるというよりは、普段から大島本を読みこむなどして対策すると論文合格が大分楽になります。


次回予告

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お楽しみに。


(次回へ続く!) 

 

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