【司法試験】H30合格者ブログ

~僕の失敗、からの更生記~



第13話

本番、そしてピリオドの向こうへ…

-忍び寄る司法試験の脅威-

 

みなさん、こんにちは。


6月になって梅雨になって雨が多くなってきました。私は雨が降ってないなと思って傘を持っていかずに出て行ったら帰りに雨が降っているということがあり、家に傘がどんどん増えて困っています。


でも、自宅に招いた友人が帰る時に突然の雨で傘がなくて困っていても、傘を気兼ねなく貸せるので、プラスに考えていきたいと思います笑。


さて、口述試験1日目のことですが、もちろん緊張していました。9割以上受かるという試験ではあっても、某ロボットゲームの99%は割と外れるので油断なりません。会場に着くと、自分を含めこの世の終わりのような顔をした面々がずらりと並んでいました。


受験票を見せると待合室に案内されました。待合室と言っても、どう見ても高校時代の体育館を思い出すというかそのままのコートでした。そこに麻雀の牌のように並べられている椅子。そんなところに、僕らは並べられました。


僕は、初日は午後の真ん中だったのですが、待っている間は逆に豪胆になって織田信長の敦盛を思い出すくらいには達観していました。呼び出されると、いったん通称発射台と呼ばれる別の待合室に移動するのですが、さすがにそこでは少し緊張しました。


そして、とうとう呼び出されたのですが、薄暗い部屋の中に入ると主査と副査がいました。詳しく書くとネタバレになってしまうので控えますが、初っ端は刑法の事例問題を口頭で言われてそれについて答えるものでした。しかし、ここでまずつまずきました。後々分かったみんなが間違えたところを見事正解したまではいいのですが、肝心の某構成要件の言葉を連想できず、主査に不機嫌な反応をされました。しかも、そこで長年しまっておいたスーツのズボンが虫に食われて穴が空いていることに気づいてしまい、この薄暗さじゃ見えないだろうと思いつつ、謎の動揺をしてしまいました。


ええい、手続きでなんとかすればいいのだと開き直ったら、その前に徹底的に頭にたたき込んでいたこともありうまくいきました。途中、何度か聞き取れないことがあり、「(判別不能)という考えでいいのですね?」と聞かれ、うまく「そうです!」と便乗していきました。実際に主査がまとめてくれたら絶対ではありませんが素直に肯定した方が吉と出る場合が多いと思います。


初日の感想は、序盤こそ怪しげな空気が漂っていたものの、後はうまくいったし60は固いなというものでした。これなら明日、突如記憶喪失にでもならない限り大丈夫。そう思いましたがやはり大島本を読みまくりました(これが明日を大きく左右することになることを知らず…)。


二日目の朝となるともはや慣れていて、「うし、一発しゃべってくるか!」とダウンタウンのガキの使いのフリートークに出て行く寸前の松本人志さんのような気分になっていました。しかし、ここで誤算が起きます。勉強してから望むつもりがまさかの午後の2番目で勉強している暇ないじゃんとなりました。仕方ない、死のうは一定よ謎の慰めをしつつ、試験に臨みました。


問題で使うパネルを見て既視感を覚えました。そして、主査から問題文を読み上げられた時に確信しました。これって昨日私が重点的に見た分野まんまじゃないか。忘れるわけがねえ。その瞬間、勝利を確信してニヤニヤが止まりませんでした。もちろん要件事実も親の名前のようにすらすら答えることができました。途中で、占有者と一緒に同居しているような家族をなんて言うのと聞かれて、最初は全く分からず「えっ、親類?」と答えたら爆笑されるというハプニングはありましたが、終始余裕の態度で終わることができました。みなさんも最後まで色々あがくことを強くおすすめします。もしかしたら、それで結果が大きく変わることもあるのですから。


試験を終えて外に出ると雨が降っており、いつもなら鬱陶しいと思うところですが、不思議と心地よく感じました。頭の中でスキマスイッチの全力少年を流してドラマの主人公気分になりながら帰路につきました。


そして、合格発表日、流石に大丈夫だろうと思いつつ若干不安になって受験番号を見るとありました。その瞬間僕は泣きました、といいたいのですが、実際はラーメンを食べに行こうかと真っ先に思うドラマ性ゼロの展開でした。


こうして、無事予備試験に最終合格して舞い上がっていたのですが、その時は知る由もありませんでした。選択科目の労働法の存在が後々自分を苦しめると言うことに…。


次回予告

労働法の暗記地獄、そして司法試験の対応の難しさ


お楽しみに。

 

(次回へ続く!) 

 

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