【司法試験】H30合格者ブログ

~僕の失敗、からの更生記~


第17話

司法試験実況中継

-「なんじゃこりゃぁあ!!!」と某刑事は言いましたが、僕も言うことになりました-

 

皆さん、こんにちは。


夏も真っ盛りで相変わらず暑い日が続いていますね。私は現在、司法研修所のいずみ寮に入っているのですが、事前に聞いていたより快適な部屋でほっとしています。ただ難点があるとすれば、火が使えなく(お湯と電子レンジなどはあります)、さらにスーパーが遠いのでどうやって食事を確保するかが悩みどころということですね。

 

集合修習についてですが、現在は日々起案の毎日です。以外に思われるかもしれませんが、起案のある日は集中しているせいか、やたら時間の過ぎるのが早く感じられ、“あれっ?もう一日が終わったの???”みたいな感覚に陥ります。2回試験もそう遠くはないので、修学旅行気分もほどほどに、対策に勤しみたいところです。


【労働法】

とうとう司法試験の1日目が来ました。最初は選択科目の労働法ですが、近年の出題傾向を見るとイレギュラーな問題が出続けていたので不安でした。しかし、神は私に味方しました。典型問題がほとんどで自分の知識で解ける問題しか出ていなかったのです。規範は全部覚えているから、少なくとも全く書けないと言うことはない。覚え込んだ知識をひたすら答案に盛り込みました。


【憲法】

見た瞬間に身体が凍り付きました、というか試験会場全体が凍り付いていました。問題の傾向が変わっており、判例を重視するような設問になっていたのと、そもそも問題文からして今までと異なっていました。というか答えるべき内容が多い!!しかし、ここで今まで予備試験時代から培ってきた処理手順を崩しては元も子もありません。

この出題傾向は今年が初めてということは、例年通り書いていれば少なくとも差はつけられない。そう思って処理手順を崩さずになんとか書き切りました。


【行政法】

こちらは、そこまで傾向が変わらず落ち着いて回答できました。しかし、設問1(2)と設問2で聞かれていることに差があるとは思えず、これで書いていることはこれでいいのか不安になりました。


【民法】

地獄でした。まず、設問1からして難しい。同時履行の抗弁権…?でも、これを書いたら話がややこしくなりそうだ。とりあえず、あからさまに聞かれている内容に答えようと、ここでも愚直にいつもの処理手順に乗せることを忘れないようにしました(結果的に正解でした)。次に、設問2,3は元ネタの判例を知っていれば瞬殺の内容でしたが、私はその判例を知らなかったので、あくまでも条文や知っていた他の判例通りに原則に則って変な価値判断をしないように回答しました。


【商法】

設問1は典型的なものと現場思考の問題でしたが、条文さえたどり着ければ回答できる問題であり、確実に回答できました。設問2は正直よく分かりませんでした。小問(1)(2)のいずれも複数の責任追及の方法も責任の内容も複数考えられて頭を抱えましたが、ここでも突飛なことを考えないで、条文と普段の処理手順に則って淡々と書きました。

設問3については、現場思考の問題でしたが、見た瞬間に条文の趣旨が思いついたのでそれらしきことを書くことができました。


【民訴法】

混沌と後悔でした。設問1は、“管轄……ひでぶ!!”状態でした。これはまずいなと思いましたが、問題文から誘導に気付いて書くべき事を書きつつ、変な価値判断を入れずに条文通りに書きました。設問2は今でも忘れません、普通に該当条文を網羅的に見当すれば良かったのに脳内の知識に飛びついた結果、自己使用文書のことしか書けませんでした。

設問3は、補助参加の話でしたが、出ると思っていた割に勉強が手薄のままで、規範がおぼろげになってしまい苦戦しました。こっちは逆に思い出せんのかいと歯がゆかったです。


【刑法】

またしても、困惑しました。傾向がまったく変わっている?!設問1まではいつもの罪責を問う問題で、かつ典型的な内容を問うものでした。設問2は、どう書いたらいいか分からず、対立点を短く書いて私見のみを厚く書いたらまずかったらしく、刑法の評価は悪かったです。設問3については、もう現場思考でなんとか考えるしかありませんでした。ここでは差は付かないと思って、勢いで書くしかなかったです。

今にして思えば、設問2でどれだけ対立点を意識して書けたかで差がついたと思います。


【刑訴法】

今まで散々波乱づくしでしたが、唯一例年通りの出題でした。設問1については、GPS判例の規範を用いつつ、両方とも任意処分にしたところ、時間が圧迫される原因になってしまい、結論から言えば失敗でした。設問2では予想通り、伝聞法則の問題でした。苦手な分野でしたが、事例演習刑事訴訟法を読んで補強していたこともあり、なんとか回答できました。


短答式試験については、過去問演習を2度回していたので流石に足切りはないだろうと思って臨み、民法こそ時間が足りないと焦りましたが憲法と刑法はいつも通りの実力を出して終わりました。


全部試験が終わって、TOC五反田から出る時に、今度こそこの建物とはおさらばだと思った覚えがあります。こうして試験を全て終えましたが、合格発表日までは例の如く毎日答え合わせを脳内でしては間違っているところを見つけて落ち込んでは、やっぱり大丈夫だと思い直すという流れを繰り返していました。


【次回予告】

ディズニー超特急 -法務省から愛を込めて-

※合格発表日の話と司法試験受験の総括についてお話しします。


次回に続く!! 

 

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