【司法試験】H30合格者ブログ

~僕の失敗、からの更生記~

 

 

第19話

試験と共に去りぬ

 

みなさん、こんにちは。


先日司法試験の発表がありました。合格した人は、おめでとうございます。司法修習に必要な書類を準備するのに忙しいかと思います。実務修習の場所を決めるのも結構悩ましいところですが、このことについては後ほど付言しておきたいことがあります。


不合格だった人は、まずはゆっくり休んでください。私自身予備試験受験の時にそうだったのですが、不合格直後に勉強を無理に再開させようとすると、変な精神状態になっているのが原因で、突発的に舵取りを誤った勉強をしてしまう可能性があります。ですので、まずはゆっくり休んで、少し気長に「不合格だった原因を探してやるぞ」ぐらいのつもりでいた方がいいと思います。


さて前回を持って一通り私の受験生体験記を書き終えたわけですが、受験直後に一つ謎だったことがありました。それは、なぜ予備試験は等差数列のようにじわじわ伸びていて、常に不安だったのに、司法試験の時は(直前期は不安だったとはいえ)そんなことにならなかったのかと言うことでした。


その理由は思わぬところで確証に変わりました。私は大学生時代から筋トレを趣味にしているのですが、こちらも重量が伸び悩んでいました。ある日、その事をトレーナーさんに愚痴っていたら、「あなたは人に聞いてすることばかり考えている。」と言われました。確かに振り返ってみると、自分のやり方で失敗して成長しなかったらと恐れるあまり、人の言う通りにやることしか考えていなかった。そう思って、私はYouTubeを見て、色々と筋トレのメニューと食事を自分なりに取捨選択して改善しました。


すると、今までうんともすんとも言わなかったのに、急に身体がデカくなり始めたのです。修習が始まった後もそれは変わらず、分野別修習で一番成長したのは筋肉なのではと笑えるやら笑えないやらでした。その時に受験生時代からおそらくこれだろうと思っていた予備試験不合格の原因がようやく確証を持ちました。やはり、自分を信じずに試行錯誤をすることを恐れ、他人に方法を聞いて言われた通りにすることしか考えていなかったことが原因でした。まさか、自分の趣味も同じ根っこで不振が続いていたとはと思わず恐ろしくなりました。


本来はこういう事態になるまでに、大学受験等で強制される機会があるはずなのですが、私の場合、ほぼ勉強をしていない状態で突如受験勉強を開始したため、自分の根本的な誤りに気づくことはありませんでした。どういうことかというと、当時私はインターネットのサイトにて、受験参考書で定番として紹介されているものを特に自分で何も考えずにこれをやっておけばいいのかと思って使用した結果、伸び悩みを感じることなくやればやっただけ成績が伸びたので、その経験から誤った認識を無意識の内にしてしまっていたのです。つまり、自分で考えなくても他人の成功者の意見に便乗して勉強していればそれでいいと思ってしまったのです。


この誤った認識を改めることができたかどうかというのが、予備試験の連続不合格からの司法試験の一発合格の別れ目だったのだと思います。以前もお話ししましたが、言われてみれば、高校生だった頃からずっと同じ趣旨の忠告を周りの人からされていました。ですが、自分は妙に頑固になってしまいそれを深刻に捉えることはありませんでした。ですので、今年不合格だった方はまず周りの人に再現答案を見てもらうだけでなく、試験中にどう考えていたかや普段の勉強法まで話して自分の思考パターンまで見てもらうといいかと思います。


最後に、予断になりますが実務修習地をどう書くかでお悩みの方は多いかと思います。私は第一志望が通ったのですが、後々にとんでもない人気の場所だったと知り、外れていたらどうなっていたんだとゾッとした覚えがあります。


まず、志望地を第一志望からどこまで書いたんだという話ですが、私は第六志望まで全部書きました。私個人の結果のみを持って一般定理とするわけにはいきませんが、少なくとも第X志望まででやめておかないと最後の方に書いたところに飛ばされると言うことはないのではないかなと思います。


逆に、私は志望理由の合理性には細心の注意を払いました。たとえば、第一志望が那覇で第二志望を札幌にして、理由を就活のためとしてもどう考えてもウソだと思われてしまいます。ですので、理由は第一志望から最後まで一貫したものを心がけました。私の場合、「就活・交通」を軸に書きました。


第一志望は就活の関係上、関東付近のこの場所でないと困る、なぜ就活のためなら東京じゃないのかというと家賃が高くて生活を圧迫してしまうからと書きました。第二志望以下も新幹線と空港がある修習地を選び、とにかく就活命だよとアピールしました。そして、使えるものなら何でも使ってやろうと、ひげ脱毛で予め多額の前金を払ってしまっていて、レーザー照射ができるのはこの県とこの県しかないと執拗に書き続けました。


結果的にはこれで通っているので、とにかく理由に説得力を持たせるのが大事だと思います。


【次回予告】

受験生生活は緩めが秘訣?

 

次回に続く!! 

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