【司法試験】H30合格者ブログ

~EF答案を回避して確実に合格~

 

第23話

最終回


1年間、「複数回受験生の方に向けたリベンジするための合格戦略」をテーマにブログを執筆させていただきました(最後の数回は修習予定者向けの内容にも踏み込みましたが。)。

更新頻度が2週間に1回であること、記事の分量に限りがあることから、私の思うところを余すことなくすべて言葉にしてお伝えすることは到底できなかったように思います。しかし、それでも、エッセンスだけは十分伝わるように書けたのではないかとひそかに自負しております。


司法修習を終えようとしている今になって自分の受験時代を思い返せば、常に試行錯誤の連続でした。どこを信じていいのかわからない予備校選び、どこまでが基礎知識なのか判然としない基本書、(あとから知ったことではありましたが)独自説を唱え続けていた教授の講義、結局よく分からない採点基準・・・。司法試験を取り巻く世界には、分からないことだらけでした。その中で、今日より明日、合格に近づくにはどうすればいいのかを常に自分に問い続け、失敗を繰り返して成長を続けた末に、合格という結果があったように感じます。


複数回受験生の方に最後に伝えたいのは、どうか「自分自身との対話」をやめないでくださいということです。

司法試験のゴールを司法試験の合格と位置付けるならば、合格できる自分になればいいことになります。司法試験の合格とは、司法試験本番の5日間で作成した答案群が合格点を超えるものであることです。そうすると、合格できる自分というのは、合格点を超えられる答案群を本番の5日間で作成することのできる自分ということになります。


その自分になるにはどうすればいいのか。知識の不足だけが原因ではないかもしれません。本番での時間の使い方に原因があるのかもしれませんし、本番の休み時間に原因があるかもしれません。さらにいえば、直前期の過ごし方にも原因が潜んでいるかもしれません。メンタルになんらかの原因があるかもしれません。


原因を見つけたら、それととことん向き合ってみましょう。ここで気を付けて欲しいのは、原因というものは、「司法試験の合格という観点からすればコントロールする必要がありそうな原因」であるということです。決してあなたの個性を否定する作業ではありません。細かいことにこだわる性格が途中答案を生み出す原因になっているとすれば、これを「司法試験の合格のためにどうコントロールするか」を考えてください。細かいことにこだわる性格を変えるとか止めるというのは、人格の否定につながるので、苦しいですし、多分うまくいくことはありません。


合格点を超えられる答案群を本番の5日間で作成することのできる自分になる方法は、上述の原因に応じて千差万別であるはずです。つまり、人によって異なるのです。どうか、「自分自身との対話」を諦めずに続けて、日々試行錯誤を繰り返してみて下さい。いつか必ず、合格に辿り着けるはずです。


最後になりますが、1年間ありがとうございました。

このブログの読者の皆様が、よい受験生活を過ごせるよう祈っています。