【司法試験】社会人合格者ブログ

~司法試験受験編~

 

第1話

始まりの笛音

 

みなさん,こんにちは! この度,司法試験ブログを担当させていただくことになりました社会人の司法試験合格者でございます。


今回は私のはじめての記事ですので,簡単な自己紹介や記事の方針などを述べてみたいと思います。


私は関東の田舎町で生まれ育ち,中学3年生のころに法曹という仕事に興味を持ちました。地元の公立高校に通った後,都内の私立大学法学部と法科大学院既修コースを卒業・修了したのですが,訳あって企業に就職し,法律とは無縁の仕事をしていました。

その後,たまたまご縁があって別の企業に転職したのを契機に司法試験に挑戦することとなり,仕事と平行しながら学習を進め,平成最後の司法試験に無事合格することができました。合格後は修習に行かず,その会社で働き続けていましたが,これもまたご縁があったことで令和元年の司法修習に行くことにしました。

 

そして今,こうしてブログを書いているわけです。


私の場合は,大学法学部・法科大学院既修コースでそれぞれ法律学を学んだ経験がありますが,なかなか上手く法律学を学べなかった時期もあり,合格した年度の学習時間は1日平均3~4時間とかなり少ない方でした。

そこでこのブログでは,主に社会人受験生の皆さまを念頭に置きながら,勉強のコツ・考え方などを伝えていきたいと思います。もちろん,学生の受験生さんにも役立つ内容だと思いますので,よろしければお付き合いください。


まず,社会人の皆さまが司法試験を受験するにあたってボトルネックとなるのは,ひとつには「可処分時間の少なさ」という点があると思います。たしかに学生の受験生と比べると,学習に充てられる時間が限られてしまうので不利なのではないかと思われがちです。

しかし,司法試験は専業受験生になって膨大な時間を費やさなければ受からない試験ではありません! 私自身,去年合格してみて実感したのですが,司法試験は大量の知識を求める試験ではなく,ごく初歩的な法律知識と若干の論理的思考力があれば充分に合格できる試験であるということです。


ここでいうごく初歩的な法律知識とは,あえて砕けた言い方をすれば,これを読んでくれている皆さまの持っている予備校テキストや基本書に共通して記述されている知識を指します。例えば,民法94条2項の「第三者」・刑訴法197条1項但書の「強制の処分」などといった法律知識であれば,これをお読みの皆さまであれば,少なくとも見たこと・聞いたことがあると思います。

 

実際,私の合格した平成30年の試験では,民訴法では二重起訴と確認の利益・文書提出命令,刑訴法では「強制の処分」と任意処分の処理・伝聞証拠の処理,行政法では原告適格・裁量の処理といった,「普通に学習していれば学んだことのある事項」をしっかり処理できれば合格点を得ることのできる問題がいくつもありました。

 

そして,このような知識は皆さまのお手持ちのテキストを繰り返し使い込むことで,誰でもマスターすることができます。

つまり,手を広げることなく今お手持ちのテキストにしっかり集中することで,大量の時間をかけずとも合格に必要な知識を習得することは充分可能なのです。


要するに,可処分時間の少なさを逆手に取ることで,取り組むべきテキストや学習範囲を思い切って限定し,その中で何度も反復することで合格に必要な知識が身につくという仕組みなんですね。

 

次回もお楽しみに!

 

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