【司法試験】R1合格者ブログ

~法科大学院からの司法試験合格日記~

 



第4話

法科大学院の授業と実務修習



こんにちは。今回は法科大学院の授業と実務修習との関連についてお話ししていこうかと思います。


私は今、実務修習地で実際の実務に触れています。今民事裁判について学んでいます。修習地ごとに、また、担当の裁判官ごとに少し進行の仕方が違うかもしれませんが、私のいるところでは、実際の事件記録を読み、弁論や弁論準備手続を傍聴し、担当の裁判官と意見交換をしていくという感じで進めていきます。


実際の事件記録を見てみると、当事者が何を求めているのか、どんな主張をしているのかというのをしっかり整理して、その事件の争点がどこにあるかというのをしっかりあぶり出さなければならないなというのを痛感します。司法試験で勉強していたことが全く役に立たないというわけではありませんが、どちらかというと司法試験での勉強は本当に実務家になるための最低限の知識や事案の読み方を身につけるための勉強であったな感じます。


さて、実務修習ではこのように生の事案に触れるわけですが、法科大学院では前の記事でも述べたように実務系科目があります。この実務系科目でも実際の事件などを元に訴状を書いたり答弁書を書いたりするわけですが、やはり実務修習で触れる事案の方が難しいなと感じる事案が多いです。というのも、相続絡みで相続人の関係図が複雑にすぎたり、当事者の主張が真っ向から食い違い、綿密な事実認定から結論を導かなければならないなど、骨が折れるものばかりです。法科大学院で扱っていた事件記録は、ある種勉学のために整理されたものですから、争点が明確ですし、事実認定のしやすさも全然違います。実務のレベルの高さと言いますか、現実を見せつけられたような感じがします。


ただ、それだけにとても楽しいものです。今までの勉強で培ってきた知識などを総動員して色んな観点から考えてみたり、修習同期や裁判官と意見交換をしてみたりすることで、今まで以上に知見が広がるような気がします。多角的な事案の見方とでもいいましょうか、そういうのができるようになっていくような気がします。


先程から実務科目の事案より難しいと縷々述べていますが、これは決して実務科目が無駄な勉強であるという意味ではありません。実務科目という基礎があってこそ、実務での書面の動きだったり意味づけがわかるものですから、そういういみで実務科目の重要性を再確認しました。


司法試験との関係では必ずしも実務科目が役に立つかはわかりませんが、少なからず修習では役に立つ側面があるので、息抜きとまでは言いませんが、こういう観点から実務科目を勉強してみてください。


ちょっと内容が漠然としすぎるかもしれませんが、守秘義務との関係で具体的な話まで踏み込めず、こんな形となりました。修習での勉強は楽しいものですので、みなさんこれを1つのモチベーションに頑張ってください。

 

次回に続く!

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