【司法試験】R1合格者ブログ

~法科大学院からの司法試験合格日記~

 

第10話

法科大学院新入生へ


皆さんこんにちは。新型コロナの影響で司法試験が延期となりました。今年受験を考えている人たちにとっては、多大なる影響及ぼすものだと思います。基本的には、司法試験受験当日に能力のピークをもっていく調整をしていたでしょうから、また改めて日を調整し直す必要が出てくるでしょう。ただ、ここで緊張の糸を切らさず、勉強を継続することも大事かと思います。一度勉強の計画を練り直して、試験日までには間に合わなそうだった勉強をしてみるのも気分転換がわりにいいかもしれません。

 

また、法科大学院等についても、授業が延期になったりしているのではないでしょうか。いつも通りにならないもどかしさはあるかと思いますが、そんな中でも出来ることはあると思うので、しっかり気を引き締めていきましょう。


今回は、そんな法科大学院生に向けて、特に入学したての学生に向けてお話ししようかと思います。


皆さんは、入学して間もない頃かと思います。まだ勉強がそこまで進んでいない人も多いのではないでしょうか。しかし、法科大学院の授業が始まっていなかったり、オンライン講義だったり、少し勉強に熱が入りづらい環境なんではないでしょうか。そこで、勉強が進んでいない人ほど入門書等を読んでみるのがいいでしょう。

 

法律の勉強では、基本的には自分が使う基本書を決めなさいと言われたりするかと思いますが、基本書を読むとなると、何百ページもある分厚い本を、しかも難しい本を読むとなるとなかなか骨が折れるものです。特に、まだ勉強が進んでいない段階では、そもそも言葉の意味がわからなかったり、その法律の考え方がわからなかったりで、読み進めるのも大変でしょう。

 

ただ、世の中には、読むのが大変な基本書ばかりではなく、初学者に向けた入門書などもあります。あまり初学者向けすぎると、これから司法試験を勉強していくにあたって少し物足りないものとなりますが、当該法律の考え方や全体像を学ぶにはちょうど良いものです。簡単にでも法律の全体像がわかっていると、次に厚めの基本書を読む時に理解の助けになったりします。なので、まずはオススメされている入門書を読んでみてください。

 

ここでオススメする入門書は、法科大学院生がまとめの一冊として使うような本、例えば山口厚先生の刑法や潮見佳男先生の民法(全)のような本ではなく、例えば道垣内先生のリーガルベーシスのような本です(リーガルベーシスは少し厚いので読むのに抵抗があるかもしれませんが、中身は難解な法学を身近な例に例えたり分かりやすく解説しようという工夫が随所に見られます)。入門書の類は結構あるので、実際に読んでみたり、評判等を調べたりして、自分に合いそうな本を探してみてください。また、機会がありました、オススメの本でも紹介しようかと思います。

 

入門書や基本書を読むにあたっては、1つ注意して欲しいことがあります。それは、学説の議論に立ち入り過ぎないことです。たしかに勉強が進んでいくと、学説をしっかり勉強しなければならないのではないかという不安に駆られるかと思います。しかし、重要なのは学説をたくさん学んぶことではなく、問題点に対しどういう法解釈をして問題を解決していくかにあります。そこでまず抑えるべきはやはり判例です。ですから、入門書等を読み込むときは、学説を抑えようとするより、どうしてそういう問題が生じるのかというところに焦点をあてて、判例はどういう解決をしているのか、判例と違うことを言っている学説は判例と何が違うのかという違いをしっかり意識して勉強しましょう。


 今年は例年と違ってコロナによる影響が大きいですが、それは皆同じ条件ですから、悲観し過ぎず、今できることをやっていきましょう。

 

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