【司法試験】R1合格者ブログ

~法科大学院からの司法試験合格日記~

 

第15話

科目別勉強法:民事訴訟法

 

1.はじめに

みなさんこんにちは。司法試験まで後2ヶ月ほどになりましたね。まだ試験会場等が発表されていないみたいで、今年は従来の試験会場と異なる可能性も出てきました。今までの受験会場と違うとなると、駅から会場への道のりなども異なってきますし、受験会場の発表がありましたら、落ち着いて会場へのルートを整理しておくといいかと思います。

 今回は、民事訴訟法の司法試験対策についてお話していきます。


2.民事訴訟法について

民事訴訟法といえば、民事裁判における手続を規定した法律です。民事訴訟の流れとしては、ざっくりいうと、①訴えを提起して訴訟が裁判所に継続する段階、②弁論準備手続や口頭弁論を通じて、当事者が争点の整理をしたり、当事者が公判廷において主張を尽くし、③裁判所が公判廷で主張された事実等を基礎に判決を出し、判決が出された後、不服のある当事者が控訴するなどして後訴で争う、あるいは、別の訴えが提起されると言った感じでしょうか。

これら、①から④の中で、様々な論点があります。例えば、①の時点で言えば、当事者の確定や、先に別訴が提起されている場合の二重起訴の問題など、②の時点で言えば、時機に遅れた攻撃防御方法の提出、自白の成否など、③の時点で言えば、一部認容判決、既判力の生じる範囲などが考えられるところでしょうか。もちろん、この他にも多くの論点がありますが、民事訴訟法のような手続法は、手続の流れに沿って論点を把握していくことで、その論点がどのような意味を持っているのか、理解しやすくなります。ぜひ、民事訴訟を勉強するときは、今勉強している手続がどこに位置づいているのか、意識しながら勉強してみてください。


3.司法試験における民事訴訟法

司法試験では、XやYなどにより民事訴訟が提起され、その手続の中で問題となる論点が聞かれるという形です。民事訴訟法の問題の特徴と言えば、行政法のように、対話形式で問題が出されるところでしょう。問題文の中には、司法修習生と裁判官との話があり、対話の中で裁判官が今回の問題点を指摘してきます。その問題設定の際には、例えば、裁判官が「○○という判例があるが、果たして本文でも妥当するか。ただ、本件と判例では□□という違いがあるから、その点に留意しながら検討してください。」と言ったものや、「○○説と□□説があるが、その違いは何か。」といった風に、誘導が存在します。試験においては、その誘導にいかに乗れるかというのが鍵です。

誘導では、普段あまり意識しない学説等との比較というのが聞かれることもありますが、さりとてあまりマイナーが学説まで押さえようと勉強するのではなく、まずは主要な学説、問題意識を押さえるようにしましょう。というのも、マイナーな学説が問われる際、他の受験生も大体知らないと思いますから、知っている知っていないで差がつくのではなく、いかに問われていることにコミットして答えられるかが重要だからです。

民事訴訟法は、なかなか込み入った話が問題となったりすることもありますが、変に知っている論点を吐き出そうとするのではなく、落ち着いて誘導と問題文を分析し、答えるよう意識しましょう。


4.終わりに

民事訴訟法は、漠然と勉強していると、民法より何をしているのか、何の意味がある論点なのか分かりづらくなりやすい気がするので、実際の訴訟の進行を意識しながら勉強してみてください。

 

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