【司法書士】乙ちゃんブログ第10回
漢字って,いい感じ。



「吾輩は、40代司法書士受験生である。」



乙ちゃんも最初は読めなかった。


法律を学んでいると,
普段の生活では「見ない」,「聞かない」言葉に出くわす。
いわゆる,“法律用語”というヤツである。

最初に出会うのは,“瑕疵”であろう。
乙ちゃんは漢字には“そこそこ”強いと自負しているが,
恥ずかしながら読めなかった。
ただ,この“瑕疵(かし)”という用語は,
今話題の民法改正(債権法)により,
“不適合(ふてきごう)”という言葉に変わったらしい。

確かに,分かり易い言葉にすることは,良いことなのかもしれない。
法律家が偉そうに,「瑕疵がある!」と言ったところで,
一般人には何のことか分からないのでは意味がない。
法律は国民のためのものなのである。

一方,昔ながらの言葉が失われていくのは寂しいとも思える。
昔ながらの“美しい言葉”というものもあるのである。
(「瑕疵」が美しい言葉とは思わないが。)
まあ,言葉は時代によって変わっていくものだから仕方ない。
その辺のことは,機会があれば金田一先生にお伺いしてみようかと思う。

次に,個人的に好きなのは,“懈怠”である。
今,必死でついていこうと頑張っている「会社法」で出てきた言葉である。
辞書で調べたわけではないので,法律用語ではないのかもしれないが,
何よりも“懈怠(けたい)”という言葉の響きが良い。
ケタイ,ケタイ・・(´∀`*)ウフフ

たとえば,会社に遅刻してしまったという時に,
「あー,“ケタイ”しちゃったなァ~~(>_<)」
などと頭をかきながらやってきたら,
乙ちゃんなら間違いなく吹き出すであろう。

これはいわゆる“法律ギャグ”の代表格である。


このほか,“疲れた時”または“温泉に行きたい時”に使う,
「あー,疲れたなぁ。“宇奈月温泉”に行きたいわ~(>_<)」
も法律ギャグの代表格であろう。
(乙ちゃんだけが面白がっていたら申し訳ない。
ただし,ニヤッとしたあなたは法学部出身者に違いない!)

話を戻そう。

なるほどですね~と思ったのは,“施行”だ。
普通に読めば“施行(しこう)”というのだろう。
乙ちゃんも,5月3日の憲法記念日は,
「日本国憲法が施行(しこう)された日」
と子どもの頃に習ったから,そう読んできた。
しかし,法律家の方々は“施行(せこう)”と言うのである。
これは“しこう”と言うと,
“しっこう(失効,執行)”と聴き間違えてしまう場合があるので,
“せこう”と言うようになったそうだ(諸説あり)。

なるほど,言葉って,本当に奥が深いですね。

ちなみに,完全なる余談であるが,
司法書士試験の択一式試験は5つの選択肢から正解を選ぶ形式の,
「多肢択一式(たしたくいつしき)」試験である。
この「多肢(たし)」を読めない試験監督,係員さんに,
私は他の試験や模試で多々出くわしたことがある。

「え~,多岐(たき)択一式・・」(“たき”って・・・)
「え~,多枝(たえだ)択一式・・」(“えだ”って明らかに『木へん』だろ・・・)
「え~,た,股(また)択一式・・」(・・・・・・)

司法書士の本試験では,そんなことはないと思うが,
もし,緊張している場で“ワザと”間違って読み,
受験生の緊張をほぐそうとしているのであれば,それはそれは凄いことである。


 

これが,乙ちゃんの感じた漢字の話である。 to be continued



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