【司法書士】現役司法書士 中山慶一のブログ~司法書士を楽しむ~
第26回「本試験直前 残り10日間の過ごし方~7つのアドバイス」



 こんにちは。司法書士の中山慶一です。

 今年は、本試験の実施日程が変更される等、本当に勉強のスケジュール管理が難しい年だったと思います。ようやく、待ちに待った本試験が目前に迫りました。もう、本試験まで2週間を切った“超直前期”です。この約10日間で、悔いが残らないよう、しっかりと準備をしてもらえたらと思います。

 今日は、本試験の直前なので、「残り10日間の過ごし方」で気をつけたいことを思うまま、アドバイスとして、書いてみようと思います。参考になるものが1つでもあれば幸いです。


 アドバイス その1 「やり残したことを気にしない。」


 本試験の直前になっても、勉強の予定がうまく進まず、やり残した部分があって、いわゆる「本試験まで間に合わない状態」で押しつぶされそうな受験生の方もおられると思います。

 あれも覚えないと、これも解かないと…(汗)

 そんな焦る気持ちが押し寄せてくる方も多いのではないでしょうか。

 ただ、僕の講師として経験で書かせて頂くと、本試験まで、「ちょっと間に合わない。」くらいがちょうどいいです。

 本試験までに、「全部やり終えた!」という方よりも、本試験まで、「まだ、やりたいことが残っている!」という方の方が、いい結果が出ているような気がします。

 この10日間の勉強の方法としては、やりたいことが残っていても気にしないことです。後悔しないように全力で勉強することはもちろんですが、自信をつけることに集中して下さい。

 ここまで一生懸命頑張ってきた自分がいるわけですから、最後は、自分を応援してあげて下さい。「ここまで頑張って来たんだ!」という自信を、本試験までにしっかり自分に伝えてあげることで、本試験の日にリラックスして問題が解けると思います。

 つまり、勉強の素材、スケジュールとしてはやり残しがあっても大丈夫なので、ここまでやってきたことについては、100%、自分を肯定してあげて下さい。

 くれぐれも、ここまで頑張ってきたのに、最後にやり残しがあったことで、自分を否定することがないよう、残っている部分を見るのではなく、ここまでやってきた自分をしっかり振り返って褒めてあげて下さい。


 アドバイス その2 「令和2年9月27日にピークを持って行く。」

 僕も経験がありますが、本試験の直前期って、急激に実力が伸びます。

 別に、今までサボっていたわけではないのですが、「本気度」が違ってくるのだろうと思います。ダラダラ覚えていた知識も、本試験の直前になると、必死で覚えるので、どんどん知識が増えるというか、無理やり詰め込むものですから、急激に実力が伸びます(笑)

 このような時期は、トコトン利用しないともったいないです。今まで覚えられなかった知識も、ここなら覚えられる可能性があるので、一気に覚えていきましょう。

 知識には保管期限があります。覚えた知識は、1か月、2か月と経つと忘れてしまうものですが、残り10日間の保管期限付きの知識であれば、なんとかなるはずです。

 要は、本試験の日に知識が残っていればいいので、令和2年9月27日に知識が残るようなカタチで、勉強をすすめて行きましょう。


 アドバイス その3 「知識の精度を高める。新しい知識を詰め込まない。」


 ただ、知識を詰め込むといっても、手当たり次第に詰め込むことは、やめましょう。

 合格するためには、「知識の量」ではなく、「知識の精度」で勝負をすることが重要です。

 不正確な知識、あいまいな知識を10個覚えるより、正確な知識を3個覚える方が合格に近づきます。

 いたずらに知識を詰め込むことは、せっかく覚えている知識を曖昧にする可能性があるので、直前の知識の詰め込み方としては、「知識の精度を高める!」という気持ちを意識しながら、頭に入れていくことが重要です。

 新しい判例や先例、未出の知識、模試や答練等で初めて目にした知識も気になると思いますが、新しいことを覚える時期、タイミングはもう過ぎています。ここで新しいまっさらな知識を入れることは既存の知識まで共倒れになる可能性があるので、極力避けた方がいいと思います。

 ただ、どうしても気になる部分を新しい知識だからという理由で放置することは、精神衛生上、耐え難い場合もあると思います(笑)

 このような場合には、既存の知識を曖昧にしないように、軽めに確認する程度で押さえておく方がいいと思います。


 アドバイス その4 「本試験当日に確認する素材を準備する。」


 知識の精度を高めるための10日にしたいところですが、どうしても覚えられない知識、覚えてもすぐ曖昧になってしまう内容は、あって当然です。

 覚えられない事項があることは仕方がないですし、ここまで頑張って覚えられなかったわけですから、きっと今、覚えても、本試験の現場では忘れている可能性が高いです。

 このような場合には、試験当日、見直せるように準備しておきましょう。

 直前期の勉強に限ったことではないですが、日々の勉強は、試験当日に確認するための素材、資料作りだと思っています。

 どうしても覚えられない知識や、よく間違えるものをまとめたノート等、本試験の当日に再確認できるようにして、準備しておくと安心です。

 僕は、本試験の当日の朝に見直すもの、試験会場に向かう電車の中で見直すもの、本試験が始まるまで会場で見直すもの、試験が始まるギリギリで詰め込むもの、お昼休みに見直すもの、というように見直す資料を作っていました。

 特に、今日からの勉強は、本試験当日をイメージしながら、知識の保管期限との関係で、別途、当日に見直した方がいい知識を残していく作業が重要になると思います。


 アドバイス その5 「過去問に慣れる。」


 残り10日間で知識の精度を高め、本試験当日ギリギリに再確認する素材も準備すれば、今まで自分が頑張ってきた成果をしっかりと本試験に反映できる準備が整ったと考えていいでしょう。あとは本試験で、正確な知識を持っている肢(設問)から解いて、選択肢の組み合わせをフルに利用していけば大丈夫です。

 ただ、残り10日間の調整の中で、もう一つ、気にしておきたいのが、過去問に慣れる作業です。ここまで、模試や答練を解き直してきた方も多いと思います。

 模試や答練を復習の中心にしていると、どうしても、模試慣れ、答練慣れをしてしまうことがあるので、最終の調整として過去問慣れをしておくといいでしょう。

 ここからは、お仕事の関係等、勉強の環境によっても異なるので、過去問の慣れ方は受験生それぞれの方法になると思いますが、可能であれば、本試験の時間に合わせて、午前、午後、単年度版の過去問で解き直す、あるいは、それぞれの科目の過去問で解き直す方が、時間との感覚でも慣れることができていいとも思います。

 ただ、昼間、お仕事をされている方には、難しい方法になるので、時間的な感覚は気にせず、過去問の出題、表現に慣れる、という作業を、時間をみつけてしておくといいと思います。

 また今年は、試験の1週間前に、21日、22日、23日と連休が続くので、その三連休で、本試験の時間に合わせて、午前と午後の問題を解いて、時間的感覚の慣れを作ってみるのもいいかもしれません。


 アドバイス その6 「1週間前の日曜日をどのように過ごすか。」


 本試験から、ちょうど1週間前の日曜日をどのように過ごすかは決めておいた方がいいと思います。

 今年は受験会場が変更になっている方もおられると思います。本来であれば、日曜日の同じ時間に電車等を利用して、人の混み具合を確認しながら、会場まで足を運んでみるのもいいと思います。ただ、今年はコロナの影響で、必要以上に交通機関を利用するのは避けた方がいいのかもしれません。

 僕も仕事でいろいろな銀行等に行くことが多いですが、今はグーグルマップ等の地図で、写真で場所が確認できるので、事前に駅から、地図の中を歩きながら、周りの建物等を確認することが多いです。

 初めての会場の場合には、交通手段と駅からの道順は、地図上で確認できるので、必要以上の外出を控える場合には、ネットを利用するのも一つです。


 アドバイス その7 「強い受験生になる。」


 最後に僕が受験生時代から大切にしている言葉を贈ります。

 皆さん、「強い受験生」になって下さい!

 本試験は、思い切って満点を狙いに行く気持ちで残り10日間を過ごして下さい。
 ギリギリでも合格したい!そのような気持ちは、本試験が終わってから、毎日のように思い悩む日々が続きます(笑)

 この10日間は、「ギリギリ合格」狙いではなく、「満点」狙いで、本試験に臨んで下さい!そのくらいの気持ちがちょうどいいです。

 気持ちで負けないように!

 今まで頑張ってきた努力は必ず、報われるはずです!全力で最後の10日間を突っ走って下さい!心から応援しています。ラストスパート、頑張りましょう!


 

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第27回「今年に限っては~本試験後の過ごし方」はこちら☞

 

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<ブログ筆者の紹介>

中山 慶一なかやま よしかず (司法書士・Wセミナー専任講師)
プロフィール
フルタイムで働き、本試験直前まで仕事を続けながら合格。「基本を正確に、そして大切に」が合格への近道である、という自身の合格した経験をもとに、圧倒的な指導力で受講生を合格へと導く。「親身に、身近に、そして丁寧に」をモットーに講義を実施。
Wセミナーでは、今年から新たにスタートした「基礎総合コース」の他、中上級者対象の「上級総合本科生」、「上級本科生」等を担当している。