【司法書士】乙ちゃんブログ第39回
 「卒業おめでとう?まだ早い!(特別編~編集のぼやき4)」



「吾輩は,30代司法書士講座スタッフである。」


「また君か?」という声が聞こえてきそうであるが,
乙ちゃんブログのスーパーサブ(自称)こと兄ちゃん(あんちゃん)が,
四たび乙ちゃんを助けることになった。
乙ちゃんは受験生でありながら会社勤めをし,
さらにブログも書いている。
大変なマルチタスクを背負っているのである。
兄ちゃんも似たような境遇ではあるが,
ブログを書くのは楽しい反面,記事の話題を見つけ,質を維持しながら執筆を継続するのは簡単ではない。
子どもの頃小説家や漫画家を夢見たこともある兄ちゃんではあるものの,
毎週毎週新作を世に出し,しかも後で単行本になっても鑑賞に堪えうる作品にしている,
連載漫画家の方々がはるか雲の上の人に思われる。
まさに「先生」と呼びたくもなる。

さて,今日は「スーパーサブ」の話をしてみたい。
兄ちゃんが思うスーパーサブは,サッカーのゴンこと中山雅史選手である。
Jリーグが始まった時の熱狂ぶりを未だに覚えているが,
同じ年にワールドカップの本大会出場権をあと一歩で逃した,
「ドーハの悲劇」の記憶もまた鮮明である。
兄ちゃんは勝てば出場が決まるイラク戦を冒頭だけ見て,
日本が先制したところで本大会出場をほぼ確信して眠った。
夜更けに家族に起こされて,予選敗退を聞かされた時に涙が止まらなかったことを,
一生忘れることはないだろう。
そのドーハ世代として印象を残したのが中山選手である。
軽妙なトークが面白かったのもあるだろうが,
思い起こせば彼が在籍していたクラブチームは当時Jリーグにいなかったのである。
毎週のように放映されるJリーグに姿がなく,
代表戦において存在感を示した中山選手の独特な立ち位置が,
兄ちゃんの記憶にも残ったのであろう。

中山選手はその後Jリーグで大活躍し,
ワールドカップの本大会にも2度出場することになる。
ただ,ドーハではカズこと三浦知良選手やラモス瑠偉選手にスポットが当たっていたし,
フランス大会や日韓大会では名波浩選手や中田英寿選手がスターであったらしい。
「らしい」と言うのは,当時音楽しか頭になかった兄ちゃんがスポーツ観戦から離れていて,
サッカーを見ていなかったからである。
それでも,中山選手がずっとサッカーを続けていることは何となく知っていた。
10年前,本田圭佑選手や長友佑都選手の活躍でサッカーへの熱意を取り戻した兄ちゃんは,
インターネットで選手たちのキャリアを片っ端から読み漁ることになった。
中山選手が怪我と戦いながら選手を続けてきたこと,
骨折しながらワールドカップで試合に出ていたこと,
一度引退したものの再び選手としてピッチに戻ってきたこと,
そうした情報が兄ちゃんに突き刺さり,感動を覚えたものである。
ゴン選手は,決してスーパースターではないのかもしれない。
しかし,ひたすらにプレーに貪欲で,大事な時に必ず良い仕事をする。
ただのサブではない。スーパーなサブなのだ。
いつしか「キング」と呼ばれるようになったカズ選手のように,
ゴン中山選手のことを兄ちゃんは「人生の大先輩」として敬いたいと思う。

世の中(兄ちゃんの界隈かもしれないが)は,有名アイドルグループのスターが
卒業したという話題で持ち切りである。
アイドルは彼ら,彼女たちにとっては芸能界での夢のスタートであって,
グループを離れるとしても(多くは)引退はしない。
次のプロフェッショナルになるための環境の変化であり,
「卒業」という呼称は適切であると思う。

ではサッカー選手はどうなのだろうか。
プロ選手経験を持たずに監督として成功しているモウリーニョ氏のような例を除けば,
プロ選手を経由してコーチや監督になっていくというのは王道のキャリアパスである。
カズ選手やゴン選手の世代も,日本代表の森保一監督のように
指導者になって一線級で輝いている人がいる。
そうすると「選手」は「卒業」するものなのか?という疑問が出てくる。

いや,違うだろう。
選手を続け,極めていくこともまた道なのであろう。
カズ選手は,以前「やめないよ」という本を出している。
彼やゴン選手ほどの能力のある人であれば,監督をやったとしても結果を残せるだろう。
しかし,肉体的,精神的にきつくなっても,
はるか年下の優秀な選手たちと争い,
ピッチを走り回る。
そこに兄ちゃんは輝きを感じる。

兄ちゃんの世代の現役選手たちも徐々に少なくなってきたが,
「やめない」ことの尊さを,カズ選手やゴン選手から感じるのである。

兄ちゃんには大学受験を失敗し,浪人の末入学した過去がある。
「やめてしまう」ことで先に進めるという考え方も,それはそれで素晴らしい。
しかし,「やめなかった」ことが,
この不器用で緊張しがちな兄ちゃんの心の支えなのだということを実感している。

乙ちゃんと共に,道は違えども資格のために走り続けたい。


継続は力なり



これが,兄ちゃんが「諦めない」という話である。  ⇒to be continued


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