【司法書士】現役司法書士 中山慶一のブログ~司法書士を楽しむ~
第32回「〇月と言えば…。」



 こんにちは。司法書士の中山慶一です。

 もう今年も残り1か月となりました。この記事を書いているのが11月の下旬。年をとると、本当に月日の流れが早いです(笑)先日も、クリスマスのケーキを予約。クリスマスに合わせて、配達してもらうように手配しました。誕生日ケーキのときには、子供たちが喜ぶと思い、ケーキに「ポケモン」や「鬼滅の刃」の絵を描いたキャラクターケーキを注文しましたが、さすがに今回は、サンタさんのケーキを注文です(笑)

 配達と言えば、最近、街中で、自転車で宅配をしている「宅配代行サービス」をよく見かけるようになりました。コロナの影響もあってか、出前をしたいけど人手が足りない「お店」と、手軽に食べ物を注文したい「お客さん」と、空いている時間を有効に利用したい「配達員」で利害が一致していることもあって、最近、多いな~って思います。

 車を運転される方は、「配達の自転車が危ないな~。」と思われた経験も多いかと思います。僕もヒヤッとすることが多いです。

 先日も、「ウーバーイーツの配達員の自転車に追突され、首にけがをした女性」の裁判のニュースが流れていました。もっとも、このニュースが問題となったのは、損害賠償の相手方として、「個人事業主たる配達員だけでなく、事実上、指揮監督して、サービスを提供している運営会社にも責任があるか?」って部分ですね。いわゆる「使用者責任」の問題です。

 裁判所が運営会社の使用者責任を認めるかはさておき、受験生の皆さんにとっては、使用者責任の学習の範囲において、「被用者の使用者に対する逆求償を認めた最新判例(最判令2.2.28)」があるので、しっかりと確認しておいて下さい。あわせて、民法の過去問S58-6-5も確認しておきましょう。

 この時期、自転車で配達となると寒そうですが、車等を使ってしまうと「貨物自動車運送事業法」に引っかかってしまうんでしょうね。

 話が難しい内容にそれてきました。クリスマスケーキの話でした(笑)

 この時期、毎年クリスマスケーキを予約している僕ですが、司法書士の業務としても、僕は季節感を感じる時期です。

 そもそも、司法書士の業務は登記業務が中心なので、あまり業務の上で季節感を感じることはないかもしれません。

 強いて言えば、年末年始は法務局が休みなので、12月29日~1月3日はお休みだな~って思うくらい…。ただ、個人でやっていると、それも関係ないですね(笑)

 11月の時期に、司法書士協同組合の方から、来年度の司法書士手帳やカレンダーが届くと、「そろそろ、年賀状を出す先を決めておかないとなぁ~。」って、名刺や事件簿を整理し始める自分がいます(笑)

 ついでに、お歳暮が届いたときのお礼のハガキも準備しておくかぁ…って感じの季節感です。

 なんかのんきな話になっていますが、僕の中での司法書士の業務として、年末の「12月と言えば」ちょっとのんびりしたイメージです。あれ?僕だけかな?(笑)僕だけかもしれません(苦笑)

 ただ、新人研修のときにも、12月のような慌ただしい時期の駆け込み的な依頼は、詐欺など気をつけておいた方がいい、と教えてもらったような気がするので、急がないように、慎重に仕事を処理しているような気がします。

 そのような感じで、「12月と言えば」のんびりムードですが、年が明けてもやっぱりお正月気分でのんびり。

「1月と言えば」同じくのんびりイメージです。

 いつ、仕事するねん!

 って、感じですが、ここからですね(笑)

  「2月と言えば」3月の決算期の前倒しのカタチで不動産の取引も多くなってきます。

  「3月と言えば」もう、決算期なので、司法書士が一番忙しい時期になります。

  「4月と言えば」3月にあふれた不動産の取引があるのと、意外と多いのが商業登記。僕の中では、5月や6月にある定時株主総会のあとの役員変更がらみの登記よりも、4月の商業登記の方が多いイメージです。

 何か分かりますか?

 そう!本店移転です。


 株式会社でも、僕のように個人の自宅を事務所として使用している個人事業主さんも多いので、4月の引越のシーズンに社長が引っ越せば、会社の本店も引っ越しするケースが多いです。

 記述式の試験の中で、本店移転の論点が出てきてしまうと、難しくて身構えてしまうのですが、実務の中では、本店移転はおいしいお仕事の一つです。

 また、確定申告の時期に税理士さんから、「役員の任期切れてますよ。」って指摘されて、会社の代表者から、慌てて役員変更のご依頼が来るのもこの時期。

 5月は連休等で、気づかないうちに過ぎ去り、「6月と言えば」役員変更の時期ですね。登記としては、7月くらいまで役員変更の登記の依頼は続きます。

 そして、「8月と言えば」相続登記のご依頼が多いです。

 お盆でご先祖様が戻ってくるから…というわけではなくて(笑)、単純に、お盆で田舎に帰ったときに、「そういえば、おじいちゃんの土地が…。」みたいな話になるんでしょうね(笑)

 また、「お盆で身内が全員、集まるので、実印持って遺産分割に集合!」ってケースもあるのかもしれません。

 そういえば、個人的には、相続登記もれで、相続登記のご依頼がくるのも、8月の時期が多いような気がします。

 相続登記の場合に、亡くなった方の不動産がどこにあるのか確認するのは基本的なことですが、一般の方は「権利証」という言葉を知っていても、昔の登記済証のどれが権利証なのか、どこに何が書かれているのか、よく分かっていないケースが多いです。

 そうなると、たいてい家に届いている固定資産税の納付通知書を見て、遺産分割協議書を作成されることになります。

 ほぼ、固定資産税の納付通知書で不動産の特定としては、大丈夫なケースが多いのですが、公衆用道路だったり、保安林だったりすると、固定資産税が非課税になるので、納税通知書に記載されてこないことがあります。

 また、一定の金額以下の場合には、免税点の措置があるので、課税されないので、亡くなった方が所有している不動産を見落とす可能性があります。

 僕もなるべく、登記記録は共同担保付きで取得して、担保がついているのであれば、できるだけ全ての不動産を把握できる状態にして、名寄帳を取得して、亡くなった方の名義の不動産を課税、非課税関係なく、役所に出してもらうようにしていますが、これでも相続登記もれが100%ないとは言い切れず…なかなか難しい問題だと思っています。

 おっと、またまた話がそれてきました。「8月と言えば」相続登記のイメージというお話でした。

 「9月と言えば」9月決算も多いので、3月につぐ、司法書士が忙しい時期ですね。10月は、9月からあふれた取引がまわってくるという感じでしょうか…。

 そして、「11月と言えば」のんびりイメージの12月に備えて、年賀状を出す宛先の整理と…、そして、クリスマスケーキの予約に走るイメージ…(笑)

 以上、かなり偏った季節感かもしれませんが(笑)、司法書士の「〇月と言えば」をご紹介してみました。

 受験生の「〇月と言えば」クリスマスもお正月も“ない”と思っています。合格した後、しっかりと“春”が訪れるので、クリスマスケーキとおせち料理を食べながら勉強を頑張って下さい!あれ?矛盾してる?(笑)

 

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<ブログ筆者の紹介>

中山 慶一なかやま よしかず (司法書士・Wセミナー専任講師)
プロフィール
フルタイムで働き、本試験直前まで仕事を続けながら合格。「基本を正確に、そして大切に」が合格への近道である、という自身の合格した経験をもとに、圧倒的な指導力で受講生を合格へと導く。「親身に、身近に、そして丁寧に」をモットーに講義を実施。
Wセミナーでは、初学者対象の「基礎総合コース」、中上級者対象の「上級総合本科生」、「上級本科生」等を担当している。