【司法書士】現役司法書士 中山慶一のブログ~司法書士を楽しむ~
第41回「司法書士の勉強を始めるなら、今が、お得!」



 こんにちは。司法書士の中山慶一です。

 皆さん!「司法書士の勉強を始めるなら、今が、お得!」です!

 何やら、営業のキャンペーンのような始まり方ですが、別に営業ではありません(笑)本当にお得な情報です。

 ご存知の通り、「所有者不明土地問題」が大きな社会問題となっていて、これを解決するために、土地の相続登記や、住所の変更の登記申請が義務化される予定です。

 国土交通省の2017年の調査では、全国の土地の20%が所有者不明になっているそうです。面積にすると、全国で410万ヘクタールと、九州本島の面積より大きいことになります。

 土地を売却するにしても、土地を有効活用するにしても、現在の所有者が分からないと話が進まないわけです。

 また、国や自治体としても、公共用地として買収できない問題や、災害対策工事ができない、という問題が生じています。

 そこで、しっかりと相続登記をしてもらい、所有者にも連絡がとれるように、所有者の住所の変更の登記も義務付けしようと、不動産登記制度が改正されることになりました。

 国土交通省「平成28年度地籍調査における土地所有者等に関する調査」によれば、相続登記がされていないものが66.7%、住所の変更の登記をしていないものが、約32.4%もあるとか。

 これらの登記の不備が、登記申請の義務化によって、一気に動き始めることに、登記業務を独占業務としている司法書士として、大きな期待してしまうことは、想像に難くないでしょう(笑)

 しかも今回の改正では、登記の申請をせずに、違反した場合に罰則が設けられることになりました。

 具体的には、相続人が相続や遺贈で不動産の取得を知ってから3年以内に登記申請をしないと10万円以下の過料、所有者である個人や法人の氏名又は名称及び住所の変更があった場合には、その日から2年以内に変更の登記を申請しないと5万円以下の過料となります。

 罰則規定があると、皆さん、否応なしに相続登記等を申請すると思われます。ところが、相続登記は書類を集めるのが以外と大変で難しい。となると、司法書士に依頼することも、容易に想像できます。

 また、相続登記がほったらかしになる原因の一つとして、相続人の中に、認知症等の判断能力が低下されている方がおられるから、というのもあります。

 遺産分割協議をするためには、イチイチ、後見開始の審判等を申し立てて、遺産分割協に参加するための法定代理人を選ぶ必要が手間になるため、相続登記がされていないケースもありました。

 今後は、相続登記をするため、後見開始の審判等の申立て、遺産分割協をする場面も増えてくるかもしれません。ここでも司法書士の活躍が期待されます。

 さらに、今回の改正の中で注目すべきは、一定の要件を備えると、土地の所有権を放棄できることも認められています。

 これによって、建物や土壌汚染、担保権がない等、一定の条件を満たせば、国庫に土地の返納が認められます。

 意外と、田舎とかで、土地をイラナイって思っている人って多いと思います。

 このように、不動産登記の未来は明るいです。ということは、それをお仕事とする司法書士の未来も明るい、ってことです(笑)

 気になる義務化の施行時期は、現在のところ、2023年度の施行の見通しとなっています。

 ほら、今から、勉強を始めたら、ちょうどいい感じじゃないですか?(笑)

 合格したとたん、相続登記が義務化されて、依頼者がたくさん来ることを思い浮かべながら勉強をスタートすれば、テンションも上がると思います(笑)

 さぁ!「司法書士の勉強を始めるなら、今が、お得!」ですよ!

 すでに勉強をスタートされている方も、司法書士の明るい未来に希望を膨らませながら、一緒に、日々の勉強を頑張って行きましょう!

 

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<ブログ筆者の紹介>

中山 慶一なかやま よしかず (司法書士・Wセミナー専任講師)
プロフィール
フルタイムで働き、本試験直前まで仕事を続けながら合格。「基本を正確に、そして大切に」が合格への近道である、という自身の合格した経験をもとに、圧倒的な指導力で受講生を合格へと導く。「親身に、身近に、そして丁寧に」をモットーに講義を実施。
Wセミナーでは、初学者対象の「基礎総合コース」、中上級者対象の「上級総合本科生」、「上級本科生」等を担当している。