【司法書士】現役司法書士 中山慶一のブログ~司法書士を楽しむ~
第42回「横には強いけど、前には弱い。」



 こんにちは。司法書士の中山慶一です。

 司法書士試験の願書の出願期間が始まりました。いよいよ本試験直前ですね。

 今日は、僕の受験生時代の願書出願の思い出をお話しようかと思います(笑)

 願書出願に思い出なんかあるの?なんて思われそうですが、当時、受験仲間の間では、「受験番号○番だと、○○大学のあの校舎になるから。」とか、「出願者数多いか知りたいから、できるだけ最終日に出そう。」とか、いろいろと願書の提出にも戦略?がありました(笑)

 まぁ、別に本当に戦略を考えているわけではなく、直前期の重苦しい受験生活の息抜き程度に、受験仲間で、あ~だ、こ~だと、無駄話をして楽しんでいただけのような気もしますが、僕は違いました。

 えっ?って、感じですか?(笑)

 僕が合格した平成22年ごろは、受験生の数も3万人ほどいて、とにかく教室に人が多いイメージでした。

 100人くらいいる教室を見渡して、「この教室の中で合格するのは、2~3名なのか…。」なんて、ちょっと緊張したのを覚えています。

 まぁ、緊張なんて、試験が始まれば、すぐに吹っ飛んでしまうのですが、僕の中で、どうしても苦手で克服できないことがありました。

 それは…。

 自分の前の席に、他の受験生が座ること。

 特に、前の受験生の方が息抜きがてら、背伸びをして、前の受験生の方の背中が、僕の机の席に“ガンっ!”ってあたるのが、どうしても苦手で、自分の机の前に前の人の背中がもたれかかっているような状態になると、それが気になって問題が解けない…という、ヘンな弱点がありました(笑)

 皆さんにとってみれば、「そんなの気にならんやろ!」って思うかもしれませんが、僕にとっては、本当に大事件で…(笑)

 一応、模試や答練を受ける場合に、わざと前の席に人が座っている座席を選んでみたり、わざと隣が騒がしい人の席の横を選んでみたり、わざと遅刻の練習としてみたり、出入り口の近くで人の行き来が多い席を選んでみたりと、いろいろな練習もしてみました。

 その中で、隣の席の受験生が、消しゴムで消したときに、机がガタガタ揺れるのは気にならなかったのですが、前の席の受験生の背もたれ“ガンっ”は、どうしても克服できませんでした。

 僕は、横には強いけど、前には弱い。

 これが、僕が模試や答練を通じて得た貴重な情報(笑)

 「敵を知り己を知れば百戦殆からず。」です。己を知ることは重要です。

 そう言えば、この言葉って、孫子の言葉ですが、儒学の祖である孔子を祭った「久米至聖廟(孔子廟)」の敷地を、那覇市が無償で提供することは憲法の政教分離の原則に反するとした「孔子廟違憲訴訟(最大判令 3.2.24)」の確認は大丈夫でしょうか?

 「愛媛玉串料訴訟」、「空知太神社訴訟」に続く3例目の違憲判決です。それぞれの適用基準はしっかり確認しておきましょう。

 今年の本試験の憲法では、政教分離の原則は、激アツです(笑)

 さて、話を戻します。僕が得た貴重なデータ「横には強いけど、前には弱い。」の話でした。

 さて、皆さんなら、どのように克服しますか?(笑)

 えっ?どうでもいい?気にするレベルちゃうやろ?(汗)

 まぁ、そんなことは言わないで考えて下さい(笑)

 僕が立てた作戦は、ズバリ!

 「受験番号が1番だったら、前には誰もいないだろう作戦!」

 どうですか?ますます、どうでもいいけど…って感じですか?

 僕は、大真面目に作戦を実行。願書提出期間の初日の朝7時前から大阪法務局(本局)の前で並んでいました。もちろん、他に並んでいる人はいませんでした(笑)

 ボケーっと待つこと1時間。朝8時前くらいに、2、3人、ポツリ、ポツリと願書を出す受験生が来たのを覚えています。今思えば、本当にムダな時間でした。そんな時間があるなら、勉強すればよかった(笑)

 見事、受験番号1をゲットして、試験当日、前の席には誰もいなかったのですが(当たり前ですね)、試験の結果はダメでした。

 要するに、「横には強いけど、前には弱い。」以前に、そもそも、「勉強量、知識が足りなさすぎ。」ってレベルだったようです。

 実体が伴わない、“なんちゃって受験生”だった、ってことです。

 あれから1年後…。

 僕は、やはり願書の提出で、大阪法務局にいました。1年前と違い、時間はお昼。お仕事を休んで願書を出しに来ていました。さすがに、朝早くから並んで1番をゲットするのは意味がないことに気づきました。1年でちょっと成長しています(笑)

 願書を提出する窓口がある部屋の入り口近くにある椅子に腰かけ、願書を手に持ちながら、じっと眺めていました。

 何を!?

 実は、本試験の日に、休みそうな人、探し(笑)

 できるだけ忙しそうな人を見つけて、もし、仕事が入って本試験の当日休んでくれたら、僕の前には受験生がいないことになって、背もたれ“ガンっ”みたいなストレスも感じないはず。

 お昼休みに、仕事の休憩時間にササっと願書を出しに来たような、スーツをパリッと来ているスーパーサラリーマンのような方を物色していました(笑)

 すると、忙しそうに小走りで願書を出しに来たサラリーマン風の男性が…。

 まさか、「本試験の日って、お仕事、入りそうですか?休まれます?」なんて聞くこともできず(当たり前です)、ただ、「この人だ!」という直感で、その人のすぐ後ろに並んで、願書を提出しました。

 試験当日、僕の前には、誰もいませんでした。本当に欠席されていました。

 ウソのような、ふざけた話ですが、僕は前の方が休んでいるのを見て、「合格したかも…。」って思ったのを昨日のように覚えています。すべて実話です(笑)

 さて、皆さんも、集中できる座席の位置取りのようなものがあるかもしれません。本試験では、自分が苦手な座席になるかもしれません。そのような場合に備えて、模試や答練、講義を受ける場合でも、練習で、いろいろと席を変えながら座ってみるのもいいもしれませんよ。

 願書を提出して、その受験番号が皆さんのラッキー番号になることを心からお祈りいたします。

 まだ願書を出されていない方は、5月17日(月曜日)までなので、ご注意下さいね。

 

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<ブログ筆者の紹介>

中山 慶一なかやま よしかず (司法書士・Wセミナー専任講師)
プロフィール
フルタイムで働き、本試験直前まで仕事を続けながら合格。「基本を正確に、そして大切に」が合格への近道である、という自身の合格した経験をもとに、圧倒的な指導力で受講生を合格へと導く。「親身に、身近に、そして丁寧に」をモットーに講義を実施。
Wセミナーでは、初学者対象の「基礎総合コース」、中上級者対象の「上級総合本科生」、「上級本科生」等を担当している。