【司法書士】現役司法書士 中山慶一のブログ~司法書士を楽しむ~
第47回「令和3年度本試験雑感」



 こんにちは。司法書士の中山慶一です。

 前回は、本試験「前」に記事を書いていましたが、今回は、本試験「後」に書いています。

 僕自身も本試験会場で受験生の方と一緒に、本試験を受けてきました。なので、本試験の感想を書かせて頂きます。合格を目指されている受験生の方の参考になればと思います。

 本試験の詳しい内容や、雑感については、僕の個人のブログでも記事をあげているので、そちらもご確認頂けたらと思います。

 さて、本試験の感想に行く前に、この時期になると、決済の現場では、「あるあるの会話」が発生します。それは、「今年の試験はどうでした?」って会話。

 決済の現場で名刺を交換すると、僕が講師をしていることがわかるので、先方の先生はよく、僕に今年の試験の内容や、難易度を聞かれることが多いです。

 7月この時期での、「あるあるの光景」です(笑)

 司法書士は、難易度が高いです。よって、その試験を突破して来た司法書士は、色々な思い出があるようで、受験生の時の苦労を懐かしく思い出しながら、受験時代の勉強方法や、答練や模試の話に花が咲きます(笑)

 合格した後も、受験生時代の話ができるのも、司法書士試験の魅力です(笑)

 本当に、珍しい試験です。

 事務所をかまえている司法書士の先生だと、事務所の補助者で受験された方がおられたら、その結果について、いろいろと話がはずむことも多いです。

 そして、最後の会話はたいてい…

 「今、受けたら、(自分は)合格できないわ。」で終わります(笑)

 僕はもちろん、講師していますから合格できますが、受験勉強から遠ざかっている司法書士は、会社法の改正の知識や、普段仕事で使わない憲法や刑法の知識を忘れてしまうのが原因です。不思議なことに司法書士の知識、特に欠格事由も抜けているケースも多いです(笑)ただ、民法や不動産登記法、商業登記法の知識は、「さすが、司法書士!」というレベルです。

 でも、本当に楽しく受験生時代の勉強の苦労話ができるのが、司法書士試験です。皆さんも、今は本当にしんどいと思います。でも、合格すれば、いい思い出話として、受験生時代の苦労話ができると思います。

 さて、話を令和3年度の本試験の話に戻します。

 本当に時間がきつい試験だな、というのが一番の感想。

 特に午後の試験は、択一の試験で35問を解いた後の2問の記述。不動産登記法の記述も、商業登記法の記述も、書く分量が本当に多いです。どちらも、単純に答案を書くだけの作業で30分以上はかかると思います。

 イメージとしては、午後の択一を50分で解いた後、5分がマークをぬる時間、不動産登記法の記述を20分書く内容を考えた後、40分を書く時間にあてる、そして商業登記法の記述も同様に、考える時間に20分、書く作業時間に40分。

 あと、5分余るので、最後の見直しで5分。

 これで、カツカツの3時間です(笑)

 今年、本試験を受験されていない方も、記述の試験でどのくらいの分量を書くのか、今のうちに確認しておいた方がいいと思います。

 できれば、一度、解答を写してみて、写すだけでどのくらい時間がかかるのか、経験しておいてもいいかと思います。

 かっこいい言葉を使えば、司法書士試験は、事務処理能力をためす試験でもあります。限られた時間の中で、早く、正確に解答を作成する試験。

 本試験と実務が直結するのがこの試験の特徴ですが、さすがに実務では、限られた時間の中で、急いで申請書を作らされることはないですよね。

 どちらかというと、慎重に何度もチェックして間違いがないように、というのが実務。でも、試験は、とにかく、書け!書け!で、見直している時間はないくらい、書きなぐっている状態(笑)

 ただ、これも合格してしまうといい思い出になりますよ。頑張って早く合格して下さいね。


☜第46回「こけたら、立ちなはれ。」はこちら


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<ブログ筆者の紹介>

中山 慶一なかやま よしかず (司法書士・Wセミナー専任講師)
プロフィール
フルタイムで働き、本試験直前まで仕事を続けながら合格。「基本を正確に、そして大切に」が合格への近道である、という自身の合格した経験をもとに、圧倒的な指導力で受講生を合格へと導く。「親身に、身近に、そして丁寧に」をモットーに講義を実施。
Wセミナーでは、初学者対象の「基礎総合コース」、中上級者対象の「上級総合本科生」、「上級本科生」等を担当している。