【司法書士】現役司法書士 中山慶一のブログ~司法書士を楽しむ~
第70回「士業の協業・協働」



 こんにちは。司法書士の中山慶一です。

 皆さんは、全然気にされていないと思いますが、前々回の記事「教えて偉い人!賃借権って、所有権のコトですよね?」にあった、社会福祉法人の建物の所有権の取得に、賃借権の取得も含まれる、というお話を覚えておられますか?えっ、覚えてない!?まぁ、そんなもんですよね(笑)あの非課税のお話ですが、無事、賃借権も含まれるとの確認ができました。

 まぁ、普通に条文を読めば、「所有権」と書かれているので「賃借権」が含まれるわけはないのですが、なんとなく、含まれるという話を聞いたことがあったんですよね。

 一応、管轄の登記所に相談しました。疑義があるときは、「照会票」に照会者の意見を書いてFAXすると、回答が戻ってきます。こちらの意見を書かずに、登記官に「教えて下さい。」なんて質問しても教えてくれないので、自分の意見に根拠をつけて照会することになります。

 今回は、平成9年の社会福祉法人の通知を根拠に照会をかけました。その結果、思った通りの結果で決済もおり、相談番号の連絡がありました。ただね~、賃借権も含まれるのであれば、もう少し条文を、「建物の所有権(賃借権を含む)」みたいに、分かりやすくしてほしいですよね(笑)

 さて、今日は、いつもとは雰囲気の違うお話です。他の士業の先生とのお付き合いのお話。最近、ちょっと他の士業の先生とお話する機会があったので、少し書かせていただきます。今年、皆さんが合格された後の参考にしてもらえたらと思います。

 僕自身今まで、他の士業の先生方とお付き合いすることはあまりありませんでした。登記が本業ですから、土地家屋調査士の先生の知り合いはいるものの、後は、会社等の設立案件で行政書士の先生と、相続の案件が入った場合に税金のお話が出てくることがあるので、税理士の先生とお付き合いがあるくらい。

 今回、その税理士の先生のお声がけで、いろんな資格の先生が集まって、勉強会をすることになりました。

 集まったのが、弁護士の先生、社会保険労務士の先生、中小企業診断士の先生、など。

 税理士、弁護士、社会保険労務士、中小企業診断士、司法書士の業務の中で、協業・協働できる部分を勉強会というカタチで、先月、話し合う機会を持ちました。

 いやぁ~、これが本当に勉強になりました。僕自身、税理士の先生以外は、「皆さん、初めまして。」という状態だったのですが、本当に貴重な時間でした。

 他の士業の先生方と連携をとる、というのも、営業の一つとして“有り”だな~と思いました。

 皆さんも合格された後、他士業の先生とつながりをもてる機会を積極的に求めていくのもいいと思います。特に、同じ年度に合格をした同期であれば、更にいいような気もします。

 僕たちの勉強会も、その場でライングループを作って、毎月1回、集まって勉強会をしよう!という話になりました。

 今月は、さらに弁理士の先生も参加される予定みたいで、土地家屋調査士の先生やお医者さんの先生のお名前なんかも出ていて、なかなか楽しい勉強会になりそうです(笑)

 さらに、税理士の先生とは「一緒にセミナーをやりましょう!」ということで、遺言書や相続税をテーマに、夏に5回ほど公民館みたいな場所でセミナーを開催することになりました。

 いかかでしょうか?皆さんが合格された後、開業されるにあたって、ちょっとした参考になれば、と思います。

 僕自身も、このような他士業の先生方との協業・協働をしてきたわけではないので、今後どのような感じになるのか分かりませんが、とりあえず、ワクワクしています(笑)

 また、他士業の先生方との協業の中で、皆さんの参考になることがあれば、随時、ご紹介させて頂こうと思います。



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<ブログ筆者の紹介>

中山 慶一なかやま よしかず (司法書士・Wセミナー専任講師)
プロフィール
フルタイムで働きながら、2010年10月に司法書士試験に合格。堺市の個人事務所、大阪市内の司法書士法人で勤務して実務を学ぶ。合格して1年後の2011年10月に個人事務所を開業。以後、葬儀・墓地の相談を中心に、法人等の顧問として活躍。また、法務局の登記相談員として幅広く、登記の相談も受けている。Wセミナーでは、「基本を正確に、そして大切に」が合格への近道である、という自身の経験を基に、圧倒的な指導力で受講生を合格へと導く。
Wセミナーでは、初学者対象の「入門総合本科生」、中上級者対象の「上級総合本科生」等を担当している。