【宅建士】
私、100m11秒台ですから。


 全国20万の宅建ファンの皆様こんにちは。才間です。

 突然ですが、受験生の皆さんは、「趣味」、おありでしょうか?
 今年一年は、「宅建試験」を趣味にしてほしいところですが、そうはいっても、常日頃から試験のことだけ考えるというのは無理がありますよね。趣味とまではいかなくとも、例えばボーリングやカラオケなどのレジャー施設に遊びに行くなどして、きちんと息抜きをするようにしてくださいね。
 私のように、100m走だとかウェイトトレーニングだとかに手を出してしまうと、考え事が増える恐れがあるので、くれぐれも気軽なものにしましょう(笑)。

 今回は「駅から徒歩〇分」にまつわるお話をしたいと思います。

 さて、物件情報でよく見かける、この「徒歩〇分」の文句ですが、どのような基準で「〇分」が決まっているかご存知ですか?
 宅建試験で勉強する「景品表示法」によりますと、「『道路距離』80mにつき、1分間を要するものとして算出した数値」を表示するという決まりになっています。
 ※1分未満の端数は1分として計算します。

 道路距離と申しますのは、実際の通行距離だとお考え下さい。
 例えば、「駅の目の前!」という趣旨の文句が付いた物件があるとします。
 視覚的には、「目の前」に物件が存在するとしても、実際には、周囲の立地条件に合わせて、迂回しながら辿り着くことになるケースがあると思います。例えば、道路を渡るために、横断歩道まで迂回する必要があるなどの場合です。このように、「迂回路」も考慮して距離を出すわけです。

 私は、宅建の勉強をしなかったら、このような景品表示法など一生知らなかったと思います(笑)

 この「駅から〇分」、掲載する側としましては、非常に「心苦しい」という感情に駆られます。
 というのも、様々な要因から、あくまで「目安」でしかないというのが実情だからです。

 ①横断歩道(信号)の待ち時間
 ②地形の特性(上り坂など)

 これらについては考慮されていないのです。
 つまり、横断歩道が連続する坂道だったとしても配慮されることは無く、あくまでも「80mは一分で歩ける」ものとして判断をされてしまうのです。

 さらに、
 ①お客さんの要素(年齢・性別・歩行速度・土地勘・体調など)
 ②環境的な要素(曜日・時間帯による人の繁閑や天候など)

 これらの要素が絡むと、どうしても、ズレが生じがちです。

 皆様も、もし可能であれば、実際に駅から対象物件まで歩いてみることお勧めします。3回くらい歩いてみて、平均を出せたら最高ですね。
 とはいえ、現実的には難しいと思いますので、数字はあくまで目安として位置づけて、「少なからずズレが生ずる」ということを前提にお考えいただくのが良いでしょう。
 弊社の物件の入居者の方は、「+3分くらい、時間が掛かるものとして考えている」という方が多いのですが、それが無難だと思われます。


★ここで1問
宅地建物取引業者が各種施設までの徒歩による所要時間を表示する場合は、直線距離80mにつき1分間を要するものとして算出した数値を表示し、また、1分未満の端数が生じたときは1分間として計算して表示しなければならない。

→答えは×
「直線距離」ではなく、道路距離です。
「直線距離」では、迂回路が考慮されていないので×。直線距離換算の場合、例えば「横断歩道を利用せずに、道路を横断する」「建物内を通り抜ける」などの行為が前提となってしまいます。