【宅建士】
人目を気にする


全国20万の宅建ファンの皆様こんにちは。担当の才間です。
早いもので5月になりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

私はと申しますと(この記事を執筆している4月中旬現在)、日々悶々と過ごしております。
某ウィルスの影響で、担当する大学講座が縮小、楽しみにしていたマラソン大会も次々と中止になり、メインイベントがごっそり白紙となってしまいました。

趣味のマラソンも、これまでは週末に大勢のランナーが集まる大きな公園に出向いて走っておりましたが、最近はいわゆる3密を避けるために、平日に閑散とした場所で走っております。
閑散とした場所で走っていると、モチベーションにも影響が生ずるようで、昨年の同時期と比べて物凄くタイムが遅いです。
一人だと寂しいという訳ではないのですがむしろ騒がしいのは嫌いなので、本来ならば好都合、やはり周囲の目があるか否かによってパフォーマンスに何らかの影響が生ずることは否めません。

そこで、今回はこの「周囲の目」という観点から勉強方法の提案をしてみたいと思います。

心理学では、「周囲の目があるか否かでパフォーマンスに変化が生ずる」現象を「社会的促進」というそうです。 (実は私、心理系学部卒なのです。通信ですが… https://houritsu.tac-school.co.jp/blog/takken/1904300105.html を参照)。
この「社会的促進」の理論によると、以下のような傾向があるとされます。

「慣れている行為」を衆人環視の状況下で取り組むと、パフォーマンスが向上する傾向にある
 いわゆる単純作業(クレペリン検査等、すぐ慣れるであろう作業)や得意なこと(部活動等、普段から取り組んでいること)をする際には、周囲の目(監督者・観客)がある中で活動をした方が、パフォーマンスが向上する傾向にあるとされます。
 マラソンでも、よく「練習と本番では記録が大きく変化する」と言われます(観客や周囲のランナーの存在の有無が理由と考えられます)。

「慣れていない行為」を衆人環視の状況下で取り組むと、パフォーマンスが低下する傾向にある
 逆に、始めたばかりの仕事や得意ではないことに取り組む際には、衆人環視の中で活動をするとパフォーマンスが低下する傾向にあるとされます。
 普段はカラオケに関心がない人が、友人に誘われて仕方なくカラオケ店に出向き皆の前で歌った結果、ガチガチにあがってしまい歌詞を間違えて気まずい思いをするというのがその一例です。

要は、
慣れていることを衆人環視の状況下で行うと
⇒人の目がプラスに働く(いい意味で競争的な心理状態になる)。

慣れていないこと衆人環視の状況下で行うと
⇒人の目がマイナスに働く(あがってしまう)。

ということなのです。
以上を宅建試験の勉強に応用すると、

慣れない科目を勉強する際には、人目に付かない場所で勉強する
 例えば、民法等のCランク論点(重要度の低い論点)を直前に詰め込む際には、一人で部屋にこもって勉強した方が、パフォーマンスが向上すると考えられます。

慣れている科目を勉強する際には、衆人環視の中で勉強する
 例えば、重要度の高いAランクの知識を押さえるために、過去問集を何度も回す場合には、皆で集まって勉強をし、「俺は〇問解いたよ!君は?」という感じで競争してみると、心理状態がプラスに働きやすいでしょう。
 もちろん、昨今は脱3密が課題になっておりますから、音量を0にしてテレビを点けて疑似的に衆人環視の状況を作ってみたり、テレビ電話を活用してみたり、といった工夫をされると良いと思います。


今回は以上となります。
ではまた7月にお会いしましょう!