【宅建士】
試験直前!民法の重要ポイント


全国20万の宅建ファンの皆様こんにちは。奇数月執筆担当の才間です。
今回は、皆様の頭を悩ませがちな、民法等のポイントをまとめます。

●最優先で取り組んでほしい単元●
①意思表示
第三者の保護要件をしっかりおさえましょう(善意でありさえすれば保護されるのか、無過失まで求められるのか)。
改正点である錯誤取消しの要件と、詐欺における第三者との関係は狙われる可能性が高いので、注意です。

②物権変動
意思表示と併せて学習し、「第三者がどのタイミングで登場したか」を見極められるようにしておきましょう。

③制限行為能力者
「制限行為能力者が一定の契約を結ぶにあたっては、保護者のフォロー(同意等)が必要であり、フォローを得られないままに契約を結ぶと、取消しが可能である」ということがポイントです。

④契約不適合責任
 ・原則として、代金減額請求権は追完請求権に劣後すること
 ・追完請求権等を行使することについて、買主の善意・悪意は問わないこと
特にこれらをおさえておきましょう。今年の最重要単元です。

⑤代理・無権代理
 無権代理・表見代理は一見難易度が高く感じられますが、「相手方は、状態(善意・悪意)に応じて様々な権利を主張できる」ことがポイントになります。つまり、相手方の状態に注目すれば問題文を読みやすくなります。
改正点については、やや細かいですが、「相手方が有過失でも無権代理人に対して責任追及権を行使できる場合」を確認しておきましょう。

⑥不法行為・相殺
「使用者責任」と「共同不法行為」、「工作物責任」を重点的に確認しておきましょう。
改正点は、特に「人の生命又は身体を害する不法行為による損害賠償請求権の消滅時効」と「一定の不法行為によって生じた債権は受働債権として相殺できない」点をおさえておきましょう。

⑦相続
ほぼ毎年、「問10」付近で出題されます。
特に今年は遺留分全般について注意が必要です。

⑧賃貸借(民法)
契約期間、原状回復についての改正点や、「敷金」に注意しましょう。


●優先的に取り組んでほしい論点●
①債務不履行
特に、損害賠償請求に関する規定(債務者の帰責事由を必要とする点)、損害賠償の予定額が公序良俗に反する場合に関する改正を確認しておきましょう。

②危険負担
債務不履行との比較が大切です。混乱しそうであれば、後回しでもOK。

③時効
改正点では、時効の完成猶予・更新について確認しておきましょう。
そのほか、消滅時効の援用についてもおさえておきましょう。

④債権譲渡
改正点は、特に債権譲渡制限・禁止特約があった場合に、譲受人が悪意または重過失だった場合について確認しておきましょう。

⑤弁済
「正当な権限を有しない第三者の弁済」について改正がありましたので、要注意です。

⑥連帯債務
出題実績のある「相対効・絶対効」の規定に改正がありました。
この改正点は連帯保証にも及びますので要注意です。

➆不動産登記法/区分所有法
毎年1問ずつ出題されますが、あまり深追いせず過去問論点に特化し、「どちらか1問正解できればよい」という気持ちで取り組んでください。

以上です。また11月にお会いしましょう。
10月組の方、本試験頑張ってください!