【宅建士】
決済・引渡し


皆様こんにちは。奇数月担当の田島です。

今回は、「決済・引渡し」をテーマに書いていきたいと思います。
前回のテーマは「不動産売買の契約」でした。
今回は「契約後」のお話になります。

契約が終了し、最後のゴールは決済・引渡しということになります。
売主は、不動産を買主に引き渡し、買主は売主に残代金(手付金を控除した額)を支払って完了となります。
不動産を購入するにあたり、住宅ローンを利用するケースが多いので、住宅ローンが通るかが一番肝心なところです。
契約書にも「融資利用の特約」を明記していますので、融資承認取得期日までであれば契約を解約することができ、手付金も戻ってきます。

契約後は、仲介業者は住宅ローンの可否を待つ間が、実務家としては不安なところです(笑)。この審査を待っている間は、他のことが手につかず、ぼんやりと時が流れている感じがします。
そしていざ、ローン審査が通過すると、決済日を確定させます。
ここからは、我々仲介業者が忙しくなります。

まず、清算金を確定させます。残代金・固定資産税日割分の計算等(マンションの場合は管理費・修繕積立金の日割り分の計算等)と併せて所有権移転登記の準備、抵当権が設定されている場合は抵当権抹消登記の準備等、決済日までには色々と準備をして落ち度がないようにしないといけません。
登記関係に関しては司法書士の先生に動いて頂くことになりますので、上手く連携をとっていくことが大切です。決済日に何か一つでも忘れ物等があると住宅ローンを実行して頂けないケースもあるからです。
ローンが実行されないということは、残代金の支払いが出来なくなる事態に陥ります。
注意する点は色々とありますが、ここでは一つ例をあげて、「評価証明書」について説明します。

「評価証明書」とは、登記する際に大事な書類の一つです。
評価証明書は4月1日に新年度に切り替わりますので、4月1日以降に決済をする場合は、新年度の評価証明書を準備しないといけません。
例えば契約日が2月20日で、評価証明書が準備できていても、4月1日以降に決済する場合は、新年度の評価証明書を準備しないといけません。注意点は他にも数えればキリがありませんが、無事に決済・引渡しが終わるかどうかの不安が、仲介業者としては何回立ち会っても無くなりません(笑)。
当日遅刻しないように、から始まり、忘れ物が無いか等の些細な事ですが、無事に終了するまでは本当に不安で一杯です。
ただ、無事に終了した時は、全身から力が抜けるくらいの安堵感もあります。お客様の笑顔を見ることは本当に嬉しいものです。

今回の「決済・引渡し」に関しても様々な出来事が起こりますので、機会があればまた書いていきたいと思います。